中心内容は地橋氏による瞑想随想20編、瞑想合宿等での瞑想の体験記18編、そしてそれに対する地橋氏のコメントである。体験記そのものも、実践を続けていくうえでの励ましになるが、さらに体験記に即した、きめこまかなコメントは、多くの瞑想者に共通する疑問や迷いにも触れ、瞑想を続ける上での大きなヒントになる。
これだけ具体的にヴィパッサナー瞑想の実践と指導の現場をレポートする本は、もちろん日本でははじめてであり、瞑想者にとってきわめて貴重である。