友あり遠方より来るまた楽しからずや
★★☆☆☆
投資家経験が長くなると、一般社会では「よくない出来事」とされているものが起きても、自分は儲かるので嬉しくて仕方がないとつい言ってしまう人がいる。気持ちは理解できるが、このような価値観はあまり人前では・・・。そこに気が付いていないのがイタイ。エッセイに近く投資の本とは言い難い。
今までの著作の集大成
★★★★☆
本人の過去を振り返るという視点を使って、これから起こるべきことを推察する
歴史に学ぶというスタンスが前面に出ていて好感が持てます。
思わせぶりな文章などまどろっこしい表現がなく、ストレートに日本のこれから・
そして何が起こっていくのかを読者に訴えている、そんな本です。
マンガを読む感じで読めば楽しめる
★★☆☆☆
コミックスを読むのりで読めば楽しめます。ただ著者の履歴的なことを思い出を振り返るかんんじで書いてある部分は多少さも自分がすごい人間のようなことをコミカルな感じで述べているように伺えて著者に対しての個人的な評価はがた落ちした。私の経験では本当の成功者はざっくばらんであるが自慢などしないいうのが感想。ただ金に対する考え方は同意できた。
細切れの文章、何が基になっているかの説明もなく
★★★☆☆
氏のことなので、もう少し系統だった筋立てがあるのか?と思いきや、非常に細切れの文章。おそらく、氏のブログ等の記事が基になっているか?と思われるのだが、そういった背景の説明も無く、いきなり本章から始まり終章まで何らの説明も無い。
氏はおそらく成功するのだろうが、それはタレブの言うような「まぐれ」でしかないのだ。そういったことを理解せずに、この本を読むと読者は大やけどをすることだろう。
ライトな読後感が残る快作
★★★☆☆
歴史上のデータを基に現況の経済を精緻に分析する、ここ最近の松藤氏の著作とは趣を異にし、それらでも披露された知見をベースとして、氏の(人生|相場|世界)観を織り交ぜながら、やがて来るであろう日本の未来を、史実への肯定的な目配せをしながら謳い上げる。
日本国内に居るだけでは到底気付く事のない日本(人)の美点の称揚が嘘臭くないのは、マーケットという現実とチャートという歴史的事実の蓄積に真摯に向かい合ってきた著者ならでは。
今現在進行している恐慌を、不可避な畏怖の対象としてではなく、歴史的パラダイムの変革と捉え、肯定的に再把握する。
ライトな読後感が残る快作。