原書初版は1973年だそうです。今回、2009年に翻訳書新装版が出版されました。まさに、時機を得て出版ということでしょう。身体‐精神‐霊(魂)の統合は21世紀の課題のように思います。

実用的な面に限っても、私はヨガ実践していますが、特定の筋肉の強ばり、それにともなう呼吸の乱れ(浅い呼吸)がうつ気分や不安、イライラや怒りに関係していることは実感しているところです。

また、筋肉の強ばりは生育過程とも関係していて、十分ほぐすには、継続的なワークが必要な様です。

著者は現代人が『信仰』を失っていることが根底にあって、さまざまな不都合が生じていることも指摘しています。特に身体に根ざした素朴かつ強靱な『信仰』を獲得することが重要な様です。