綺麗なスイングに興味が無いので、普段はゴルフ本など読まない自分が、出井伸之(元ソニー会長)、三木谷浩史(楽天株式会社 代表取締役 会長兼社長)、みのもんた、という凄い顔ぶれの「推薦文」（もちろん、本人が書いているとは思わないが）につられて読んでみた。

結論として、すごくわかりやすい内容。良い例と悪い例を写真で対比させてくれていて、それが何故悪いかの根拠をきちんと説明していてくれる。場合によっては、漫画でのフォローもある。

いろいろ「ふーん」と思ったけど、「右手の親指・人差し指・中指を外す方が、ヘッドスピードが速くなる」、それに「バックスイングで、右手小指は耳の高さ（高く上げる必要なし）」というのが、自分にはかなり新しかった（実践で証明済み）。しかも、ストレッチの大切さを再認識させてくれた。

スイング美しくする事ではなく、安定してショットをしたい人向けの本、かもしれない。９０切る人には全く勧めないけど、１００が切れない人なら、何か得るものはあると思う。

　この本は、ツアープロコーチとして大活躍中の内藤雄士さんが、『社長島耕作』でお馴染みの弘兼憲史さんにゴルフを教える形を取った、レッスン本です。

　他の多くのレッスン本のように、一方的にプロが読者に向かって教える本ではないので、とても教え方が丁寧で、まるで自分が教わっているような感覚になります。レッスンの内容も理論的なので、読んでいて頭にスッと入って来るところもこの本のスゴイところ。

　Ｖゾーンや重心移動、右手の法則といった新理論も幾つも書かれているので、買って損はなし！　早速、今週末のコンペで10打縮められそうな気がしています。