坂田プロの教えの真骨頂は、1)理論に裏付けされた「ショートスイング」、2)具体的な指示、3)正確な数字の説得力(京大中退の学力が物語る?)にある。
1)の「ショートスイング」に関しては他の本のレビューに譲るとして、2)の「具体的な指示」とは、例えば医者が病気を治す手順が「症状」→「検査」→「診断」→「治療」と進んでいくのと同様、坂田プロはスライスという「症状」に対し、まず「こういう打ち方をしてみなさい」と「検査」させ、その結果から、どこがどう悪いからスライスが出!るのか、という「診断」をきっちりと患者(ゴルファー)自身に理解させる技術を持っている。だから、患者は目的意識をしっかり持って「治療」に取り組めるのだ。
また、そのやる気は3)の「正確な数字の説得力」によって持続される。「○○のスイングで○ヶ月、○○球打ちなさい。そうすれば、きっと○○になれる。」という具体性は、よほどの自信と裏付けがなければ言えない。また、その正しさは坂田プロの著書の多さ、重刷の多さから証明されている。そして私の結果からも!
理屈だけで具体的な治療方法が無い本や、難解で実際にはとても練習できないような治療法が書いた本、「問診」や 「診断」を疎かにして、ただ小手先の「治療」ばかりを書いた本ばかりだった、星の数ほどのゴルフのレッスン書に、科学的な理論武装をして革命を起こした坂田プロ。私は一生あなたに付いていきますっ!