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Face the Music (Exp)

価格: ¥829
カテゴリ: CD
ブランド: Sony
Amazon.co.jpで確認
洗練されたE.L.O.サウンドを確立した作品 ★★★★★
75年発表の5作目。長らく続いたアート・ロック的な作風から完全に脱却しポップな楽曲にストリングスを加えるというE.L.O.サウンドを確立したのが本作。全米チャートでも8位を記録しており、シングルの3.と6.もヒットしている。マイケル・デ・アルバカーキーとマイケル・エドワーズが脱退し、新たにケリー・グルーカット(b)、メルヴィン・ゲイル(cel) が加わっている。前作同様に合唱隊も加わってサウンドに厚みを加えている。
スター・ウォーズばりの導入部からして、既に完璧な黄金時代のE.L.O.サウンドを聞かせており、本作から70年代後半の全ての作品はほとんど文句の付けようのないクオリティを持っている。自らのレーベル「ジェット」を立ち上げての作品ともなっているが、確信的な自信を強く感じさせる力強い仕上がりである。甘美なバラードの2.も以降の楽曲と比べて何ら遜色がないどころか、それ以上のクオリティを有しており、滑らかで美しいストリングスは、ゴツゴツとした無骨なロイ・ウッドのものとはまた違った魅力がある。屈指の名曲だと思う。トータルとしてのアルバムの完成度も高く、比較的地味なジャケットを除けば完璧な作品だと思う。
ロック色の強い作品 ★★★★☆
75年発表、ELOの5th『フェイス・ザ・ミュージック』。
意味深な電気椅子のジャケットが印象的な本作。前作ではファンタジックな非日常の世界を作り上げましたが、本作はそれに比べるとわりと“現実的”とでも表現したらよさそうな、ギターやドラム等のアナログな部分が目を引きます。紙ジャケはE式シングルジャケで、内袋付きです。

ジャケットを見ながら聴くと何とも言えない恐怖を覚える、怪しげなイントロから始まる本作。

澄みきったギター・リフがカッコイイ、プログレ的な展開を見せるインスト曲「ファイアー・オン・ハイ」。ELOの数ある名バラードの中でも上位に来そうな美しさを誇る「滝」。ポップなリズム感とストリングスの絡みが絶妙な大ヒット曲「イヴィル・ウーマン」。疾走感溢れるストレートなロック・ナンバー「ポーカー」。前作にも似たファンタジックな世界観を見せる「ストレンジ・マジック」。メロディとアレンジが素晴らしい隠れた名曲「夏の日」。

歌詞にストーリー性はありませんが、内容的にはトータル・アルバム的なまとまりがあります。

本作も佳曲揃いの作品ですが、アルバム通しての完成度は『エルドラド』の方が上ですし、コーラスの素晴らしさでは『オーロラの救世主』に劣ります。そのため、相対的に見て星4つにしましたが、個人的にはELOの作品の中でも特に好きなアルバムです。特に「ファイアー・オン・ハイ」のスリルさえ感じるドラマティックな展開とギター・リフのカッコ良さは、他の作品では味わえない魅力があります。

2006年リマスターで音質も素晴らしいので、買って損は無い作品だと思います。ジャケットは不気味ですがELOらしいポップさはここでも健在なので、非常に親しみやすい作品です。次回作『オーロラの救世主』から始まる黄金期の作品を聴く前に、一度聴いてみてはどうでしょうか。
ファイアー・オン・ハイのオープニング復活! ★★★★★
フェイス・ザ・ミュージックは最初にLPを購入して、その後にCD(旧版)を購入しました。その旧版のCDには、(私がこのアルバムで最も気に入っていた部分である)ファイアー・オン・ハイのオープニングがカットされており、とてもショックでした。
今回の2006年版(紙ジャケ仕様)は、カットされていたオープニングと、いくつかのインタールードが復活しています。これで、あの「トータルアルバム」的で流れるような曲の進行に戻って、本当にほっとしています。
ところで、イーヴィル・ウーマンの最後のブレイクにある逆回転ストリングスは、ナイトライダーの最後のブレイクに配置されたストリングスの逆回転だということを初めて知りました(ジェフ本人がライナーノーツで語っています)。
名曲満載 ★★★★★
Telephone Lineで大ブレイクする寸前の、聞き込むほどに味の出る珠玉の大傑作。
後のELOからは考えられないくらい、売れ線になることを拒むように、職人技を紡いで本当に良い楽曲を作り上げている。
大ヒットした「Evil Woman」を筆頭に、もはやロック・クラシックとよぶにふさわしい「Strange Magic」の、薄く薄く味が染み出るようなもどかしさ。
切ない曲調ながら、力強いストリングスが大胆にポップに切り込んでくる「Nightrider」。
そして、ラストを飾る「One Summer Dream」。私はこれほどまでに美しいロックを聴いたことはありません。情緒とクールのバランスが完璧で、単なる甘く美しい曲に終わっていない。
例えは変ですが、フリートウッド・マックなら「噂」ではなく「ファンタスティック・マック」に相当する作品です。
「Out Of The Blue」や「Discovery」から聴き始めたファンには特に聴いてほしい作品です。
私はこのアルバムがELOの中で一番好きです。