上甲 宣之さんはやっぱりいいですね。
★★★★★
人と接するのが極端に苦手・陰気・友達も恋人もいない、さえない・・・さえない国語教師「辺倉史代」29歳。そんな彼女の生き甲斐(喜び)は巷で有名な幽霊「紅蓮女」に変装し、怪奇スポットや自殺の名所で居合わせた人を脅かすこと。それ自体を目的としているので決して居合わした人を傷つけるようなことはせず、むしろマッチ棒などを使った技の後は必ずマッチの燃えカスを拾って片付けるような性格。そんな彼女が徘徊先で遭遇する事件に立ち向かう。
本屋でこの本を発見したときはタイトルのコスプレ幽霊という文字が目にとまり思わずなんじゃこりゃ!?と言ってしまいましたが、よくよく見てみたら上甲 宣之さんの作品。その後タイトルが気になってついつい・・・・最初は暗い女性の話かなと思いましたが、読み終えたときにはそんなことは全然ない内容でした。
時折真剣かなと思ったら笑わしてくれる。
推理ものだけど、たまに現実を無視してる。
そんなとこが良いです。
私はもう、上甲の虜(笑
★★★★★
地獄のババ抜きの続編ですが、時間は少し遡ります。
地獄のババ抜きで活躍した某女が出てきたりと、
なかなか楽しめました。
今までの三冊で、一番読みやすいかしら?
というか、これだけ読んでも、さぞつまらないだろうと(笑
といいつつ、私はもう、上甲の虜です。
一生追いかけます(笑
上甲氏の作品の中では読みやすい
★★★★☆
その携帯はXXの前編となる呪催眠の話を読んだときは二作目はないな・・と正直思ってしまったが、高速バスの中で暇つぶしの為の読む本がなかったのでとりあえず手に取りました。
上甲氏の他の作品のような説明調の文章もそれほど嫌味には感じることなく、主人公、紅蓮女の切なさを感じられたり、時にはクスッと笑わせてくれたり、短編集としてはそれなりに楽しませてくれました。
出来れば続編を期待します。
まずまずでした。
★★★★☆
冴えない29歳の小学校教師辺倉史代。
生徒からも上司である教頭からも馬鹿にされ、
授業は成り立たないし、生徒のこと何一つ分かっていないダメ教師。
しかし彼女には誰にも言えない楽しみがあった。
それは・・・
都市伝説を絡めた物語で、
その都市伝説を作り出し、紅蓮女に変装し、自ら人を恐怖の底に
叩き込むことを楽しみにしている、ちょっとイッちゃった感じの女性教師。
その紅蓮女が少しずつ少しずつ
ただ人を脅かすだけではなく、
何故だか望霊(人に希望を与える亡霊)として、周囲の人の気持ちを救って行く。
この展開はありか?最後までただ人を驚かし続け
自分を慰める女の物語でも良かったのではないか??
などと思ったけれど
最終的にはやはり亡霊ではなく望霊として
終わった紅蓮女を描くことできっと何か伝えたいことがあるんだろうな、と。
そう、きっと自分が思っている以上に人間は何らかの価値があって
生まれ育ってきたんだ、っていう、そんなもの。
まぁ、違ってたら・・・
この紅蓮女が人を脅かす場所として選んだ場所に
芦刈村が登場したり、
しよりに愛子も登場。
『地獄のババ抜き』にした登場した怪しげな女も登場。
いたる所に別作品とのリンクがあり、
それはそれで楽しめました。
私はもう、上甲の虜(笑
★★★★★
地獄のババ抜きの続編ですが、時間は少し遡ります。
地獄のババ抜きで活躍した某女が出てきたりと、
なかなか楽しめました。
今までの三冊で、一番読みやすいかしら?
というか、これだけ読んでも、さぞつまらないだろうと(笑
といいつつ、私はもう、上甲の虜です。
一生追いかけます(笑