私が特に気に入っているのは(2)と(4)です。
それぞれ、このアルバムでは静と動といった感じでしょうか。
(2)は、どこか悲しげながらもゆっくりと優しいフレーズが、静かな波のように繰り返され、気が付けばそこに、いつの日か見た懐かしいヴィジョンが。
(4)は聴き始めた頃は、激しさに圧倒され向き合って聴く事が出来ませんでしたが、しっかりと聴き込んでみて、はじめて音楽で涙が流れました。夢から覚ますのもお手のものか、流れた涙も吹いてくれます。
私は旅先で聴こうと思いこのCDを買いました。 南の小さな小さな無人島の波打ち際の木蔭、一人夢うつつで聴いていました。
打ち返す波、陽を透かし揺れる木々の葉、沈む太陽が今まで感じた事のないくらいにドラマチックに心にグッと来るのを感じさせてもらいました。
このCDとは良い出会いをしました。
自信を持ってそう言えると思います。
星4なのはアルバム全体を見た時に、違うアルバムから借りてきた様な曲があるからで、彼がアーティストとして星5なのは言うまでもありません。