棺桶に入れてくれ
★★★★★
本作に収録の「Underneath Your Pillow」・・・・・・。まさに墓場まで持っていきたい1曲
だ。
良い意味でピーター・ガブリエルを3倍マヌケにしたようなフランシス・ダナリーの本能的な
咆哮と、ヘヴィすぎるギターサウンドは文句なしに心を突き動かす衝動だ。そして実に効果的
に考え抜かれた緻密なキーボードワークとバックコーラスは脳の隅々まで侵蝕してくれる。
これですこぶる陶酔してノックアウトしなきゃ何でする?
ダナリーというインパクト抜群すぎる存在がいた事もあって、もうひとつ力を出し切れず
参謀役的な立場にたってた印象のジョン・ベックだが、今更ながら思うと、彼なしには絶対
に実現できないサウンド世界だったろう。彼はもっと評価されてもいい。
胸に突き刺さるハードロックであり、巧みなテクを要したポンプでもあり、何より往年の
プログレにあったリリシズムを取り込んだすばらしさ、、、これ以上何も望まないよ。
シスター・サラ
★★★★★
かっこいい。ここにイット・バイツの音楽を集約したような感じで。テクニカルな、それでいてポップなアルバムですよ。幅広くおすすめ(*^_^*)したいバンドですな。
英国ポンプ・ロックの誇り
★★★★★
1989年3rd。ドラムの音がよりビッグになるとともに全体的によりハードになった。メロディ・テク・アレンジ・グルーヴ・機材の使いこなしが高次元で見事なハーモニーを奏でる名盤。2はROLAND社デジタル・シンセの名機D-50のチェイス機能を使用したイントロが印象的。8のヴァイオリンは同社サンプラーSシリーズの音、シンセ・ソロは同社シンセのよくあるシンセリード系だろう。YAMAHA等のホイールでは表現できないアーミング的フレーズはROLANDシンセのベンダー特有のものだ。個人的には5のZEP的な大きなグルーヴが好き。12はフランシスがディレイを使用した一人二重奏だ。
輸入版との違い
★★★★☆
8曲目「バンバイアーズ」は、ハードロック系の良曲。
イット・バイツのファンのなかでも気に入っている人が多いようなのだが、
現在も輸入版には入っていない。
輸入版より高いが、この日本版の購入をお勧めする。
ドライブしながら
★★★★☆
1曲目、Sister Sarah,を聴いたときの爽快さは忘れられない。スピーディーで、メロディーが良く、カッコいい、晴れた日の午後、このCDを持ってドライブすれば、気分良く走れると思う。何やら元の曲順と違うらしいけど、そんなことお構いなしでんねん。あ、紙ジャケなんだよね。おいらはプラケースのほうがいいんだけど。決してメジャーじゃないけど、いい曲聴くのは気持ちいいヨン。