登場人物、多すぎ!
★★★☆☆
基本的に、この作者の作品では、
殺されるのは1人、それを取り巻く多くの被疑者多数、
プラス部下の検事たちが自身の事件の相談に訪れ、それを同時平行で解決していく。
非常に登場人物が多く、いろいろと推理していくのだが、
彼らの描写があまりにも端的なので、混乱が生じる。
魅力的な主役がいても、話がだんだんと分からなくなってしまうのが難点。
さらに、1作目から読破しているが、
この翻訳には、問題点が多い。
表現がくどすぎるのである。
何につけても「たいへん〜」「たいへん〜」。
他にも形容詞・副詞・形容動詞はたくさんあるだろう??
語彙の少なさに閉口。
さらに、この作品から、○○の一つ覚えのようにでてくる、「心算(つもり)」。
読んでいて疲れる。
そして驚いたことに、訳者あとがきでは、コピペが使われているではないか!!(次作である「殺意」)
作者の概略→簡単な本書の説明(背表紙のあらすじレベル)→これまで出版されている原書について。
作者の近況とか、読者が喜ぶ内容を少しでも書けないのだろうか?
この翻訳家、最低です。