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日本ロック紀GS編 コンプリート

価格: ¥2,940
カテゴリ: 単行本
ブランド: シンコーミュージック
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GSと暮らすとき、かたわらにあれば毎日がより楽しくなる、GS者必携の1冊。 ★★★★☆
80年代の“遅れてきたGS者”にとって、『熱狂!GS図鑑』(1986年)はバイブルのようなものだった。楽しくて読みごたえがあり、オレは昼となく夜となく読みふけり、街にもよく持ち出していた。しかし、著者の黒沢さんにとっては大いに不満があったようで、もっときっちりした形へのバージョンアップを図ったものが、この本の旧版である『日本ロック紀GS編』(1994年)。それをさらに発展させ、サイズをB5に、GSディスコグラフィーをオールカラーにし、新たな記事や記述を加えたのがこの本(2007年)である。その執筆作業を完了させることなく黒沢さんは急逝したが、彼が公認した若手ライターの高木龍太さんがその後を引き継ぎ、完成とあいなった。
☆を4つとしたのは、あちこちに細かいミスがある(初版と第2版とを比較すると、それらのうちの一部は直されている)、ディスコグラフィー部分の活字がとにかく小さい、ABC順で引きにくい(50音順の索引はある)、バンドごとの区切りがページ上でハッキリせず見づらい、同じ曲の別バージョン情報が不足気味、ディスコグラフィーの対象外となった“境界線上のGS”の扱いがあいまい、自主制作GSのページがモノクロ……などといったようなことによるものだが(ズー・ニー・ヴー「涙のオルガン/白いサンゴ礁」のWジャケットは、「白いサンゴ礁」の面も載せて欲しかった…)、GSといっしょに暮らすとき、かたわらにあれば毎日がより楽しくなる、まさにGS者必携の1冊となっている。
なお、猥雑な部分も含めたGSの“本質”に触れてみたい方には、やはり黒沢さんの大きな仕事のひとつである『日本の60年代ロックのすべて COMPLETE Susumu Kurosawa Works vol.2 ロカビリー誕生からGS革命まで』との併読をおすすめしたい。
すごい本。 ★★★★★
グループサウンズ全盛期は、あまりにも子供でしたので今こういう本を手にとると、あまりにもすごい時代だったので驚きです。懐かしさと驚きの共存。まさにタイムマシン的良書です。
グループサウンド ★★★★★
黒沢氏は私と同世代、同学年である。私が東京出身なのに対し、氏は地方でそれもかなりの収集力を持ってGSと向き合ってきた。当時好き物連中の間でGSは特に女子に絶対的な人気があり、バンドをやっていた我々中学生の間でもアートロックニューロックへとなびくまで、日本のGSはTVの影響力もあってエレキ〜GSという流れは必然的なものであった。ただビートルズの人気が圧倒的の中、ストーンズやアニマルズ、スペンサーデイビスグループ、キンクス、ヤードバーズなど向こうの実力派と呼ばれる音に対抗できる野心的なグループはなかなか芽が出ず、カップスやモップスなどその後のニューロックの流れや文脈の中でもがいていたのが事実だとすれば、テンプターズやタイガース、スパイダーズ、ブルコメなどの日本オリジナルな音を今どう評価するのかが、この本の主題であろう。
絶対的資料的価値大 ★★★★★
シンコーのこの手のシリーズ(ロックLP図鑑、プレミアレコード図鑑、歌謡曲名盤ガイド 等)
は価格もそれなりでおサイフ的にはけっこうきついんですが、
価格相応以上の内容で資料的価値も高く、やはり手元において置きたいシリーズです。
この本も廃刊になればおそらく定価以上の中古価格で取引されるようになると思いますので
購入を躊躇されている方は新刊で買える今のウチに手に入れておくことをお勧めします。
学術論文のような本 ★★★☆☆
 私は1980年代に黒澤進さんが出版された「GS図鑑」という本を持っていますが、かまやつさん(スパイダース)や司薫さん(4・9・1)や橋本淳さん(作詞家)等へのインタビューが載っていたりして、とても楽しい本でした。もう読みすぎてボロボロです。今回の本は、「GS図鑑」より値段が1000円ばかり高いし、ジャケットがすべてカラーであるとの情報により期待していました。ところが、前の本がベッドにひっくり返って読める本だったのに対して、この本は机の前にきちんと座って読まねば成らないような本です。しかもGSをとりまいた時代の背景とか、ミュージックシーンとかにページが割かれていて、その分主役である個々のGSについての記述が少なく成っています。それが良かったのか悪かったのかは、読む人によって違うと思います。とは言っても今はこの本しか選択肢が有りませんが。