手軽に読める値段史の雑学
★★★☆☆
本書は、見開き1項目で、江戸時代と戦国時代を中心に近世までのさまざまな値段を面白く解説しています。
例えば、今川義元を討ち取った首は9,000万円であるとか、上杉謙信の遺産は27億円というものから、隅田川の花火見物は15000円、江戸時代に医者にかかると最低でも1万円などです。
参考文献をみると、一般の関連書籍を2次加工しているようです。まさに暇つぶしの雑学本といえます。
個人的には、江戸時代の下級武士を含めた庶民の生活がかなり慎ましいものであったことが興味深かったです。