夢の新薬!?下手な医者に掛かると低血糖もケトアシドーシスも心配です。
★★★☆☆
確かに糖尿病の「画期的」新薬(インクレチン関連新薬)が次々登場しています。
名前が混がらがる位のラッシュでございます(笑)。
「血糖値を下げるだけでなく低血糖症になりにくく、肥満を防止し、根本原因の膵臓β細胞の増殖すら期待出来るという・・・」
まるで夢のようなお薬だとか。
このインクレチン関連新薬のうち、DPP−4阻害剤がまず昨年12月に上梓され、それに引き続いて今年6月にはGLP-1作動注射薬・リラグルチド(商品名ビクトーザ皮下注)も登場しました。
既に全国的に処方が始まっております
ところが、本日付け(10/5)で日本糖尿病学会がインターネット上に公開した『緊急情報』によると、インスリン療法を中止しリラグルチドに切り替えた症例で、糖尿病ケトアシドーシスを発症し死亡に到った症例が2例も報告されました。
また、著明な高血糖を来たした症例も7例報告されたと言う事です。
いずれも、インスリン治療を中止しリラグルチドに切り替えられた症例です。
また、インクレチン関連薬で低血糖がSU薬併用下で起こる事はもはや常識で、学会からは注意を呼び掛ける勧告が既に出されています。
幾ら夢の新薬でも死人が出てはイケませんな。
まだまだこれからでございます。
一方、糖質制限はで低血糖もケトアシドーシスも起こりません。
更に肥満を速やかに改善し、膵臓β細胞の保護にもなります。
老化を遅らせもします。余程の事が無い限り、癌にもなりません。
そして安全かつ安価。
夢の新薬か、糖質制限食か。
どちらがいいかは最早、議論の余地は無いと思いますが・・・
インクレチン関連薬を既に使っておられる糖尿病人、または興味のある方にお勧め致します。
星は3つですが。