麟太郎のデビュー２戦目。
今回はレース中の駆け引きの奥深さが描かれています。
所属しているエリアごとにラインをつくるのですが、まずそのライン間でかけひきがあり、さらにそのラインの中でもかけひきがある。
選手の実力だけじゃなくかけひきや、選手個人個人の性格まで把握しておかないといけないなんて、競輪は難しそうですねぇ。

９６期競輪学校在校成績５位にして競輪学校ケツ竹刀記録歴代１位！
函館にて初日失格という衝撃的デビューを飾った、「本当は一円でも多く金を稼がなければならない男」
辻堂麟太郎君のセカンド斡旋！伊東温泉競輪編！！！


S級を目指す男がA級３班で見せるモノと、見せられるモノとは？？

プロフェッショナルな世界における「勝負」とそこに生きる「選手達」。
その選手達の抱える「理想」と「現実」が様々な「思惑」を生み、錯綜します・・・。


非常に良く取材されたリアルな競輪漫画です！ですが競輪の知識が無い方でも存分に楽しめる作品だと思います。
（というより新鮮でより楽しめるかもしれません。）

オススメです！！是非御一読を！！！

この２巻では、リンタの競輪界での位置が描かれています。
その位置は、Ａ３級といって、競輪界のヒエラルキーの中では、最下層。
仮に、開催週のレースをすべて一着をとり優勝したとしても、賞金は３０万円強。
保証がない仕事だと考えたとき、なかなか厳しい数字だと思います。

あと、ラインの話が出てきます。
ただ、ライン難しいですね。ので、興味が出てきたら、実際に車券かってみよう。

これまでの『Ｏｄｄｓ』とおなじく、よく調べてある印象あり。
石渡治さんの新境地といえるマンガとおもいます。

タイトルもいい。
観客の期待が反映されるオッズには、どんなドラマがあるんだろう。