「やるドラ」シリーズで見られたゲームとアニメーションの融合に加え、さらに「音楽」との融合を図った意欲作となっている。物語は、主人公・蓼科 灯(たてしな あかり)の歌手デビューから栄光をつかむまでの軌跡が描かれており、主人公が歌う楽曲の選択もプレイヤー自身が選ぶことになる。
音楽プロデューサーに知念里奈などを手がけた大坪稔明を起用しており、ゲームの枠を越えたクオリティーの高い楽曲が多数用意されている。そのほか、豪華な制作スタッフが集まり、キャラデザインには『季節を抱きしめて』のキャラデザインを担当した樋口香里、背景には『風の谷のナウシカ』などジブリ代表作の背景を担当した木下和宏氏が担当している。(池村慎一)
エンディングがいくつか用意されており、大した差はないように思えますが、エンディングにある第3章の予告を見た所によると、次回作あたりから分岐とシナリオ展開に差が出始めるものと思われます。
場面の展開もドラマチックな展開になっていると思います(このあたりは少女漫画的なノリなのかな?)。
絶対的な販売本数と、強力なスタッフ陣を考えると、このぐらいの値段では仕方ないのかもしれませんね。(赤字ではないのか?)
選択肢の少なさとボリュームの少なさは確かに気になります。
最初から最後まで流していくと、大体50分程度要します。一度見たシーンを飛ばせば、最短5分という所です。
ゲーム中の読み込み待ちが皆無なので、非常に快適です。リプレイ中のアイコンが消せればもっといいのですが……。
グラフィックに関しては確かにきれいなのだが、意外と使い回しが目立った。ストーリーはほぼ一本道のうえ、エンディングも似たり寄ったりが9つ。コンプリートも2時間もあればできてしまう。価格の割にはボリュームが少ない気がした。
いろんな謎や複雑な人間模様については続編に語られることを祈りたい。