グレン・グールド(1932-1982)という稀有の個性を愛する人にとって、このアルバムは、絶対に忘れられない1枚だ。人ごみから離れて甘い孤独に浸り、思索的な自由に耽りたいという向きにも、おすすめしたい。カナダ、トロントの北の辺境に引きこもりながらも、手紙や電話といった当時の通信手段で饒舌なおしゃべりを続けつつ、レコーディングに没頭していたグールドは、「北」にこだわっていた。
そんなグールドの“遠い北の彼方への志向”を端的に表すのが、このアルバムに収められた北欧の作曲家、グリーグ、シベリウスのピアノ作品である。最近でこそ両者のピアノ曲は多少知られるようにはなったが、これが録音された1970年代当時には、いわゆるゲテモノの部類に属するとみなされていた。しかし、その音世界は、寒冷地の深い森、あるいは一面の雪と氷を思わせる。ここに感じられる空気は、聴いている私たちを震わせるほどにひんやりとして純粋だ。「カルメン」の作曲家ビゼーの珍しいピアノ曲は、いまだにゲテモノだろう。しかし、グールドらしく“新鮮で無垢で、伝統から自由であること”を体現したという意味では、忘れがたいレパートリーだ。何よりも、ロマンティックで劇的な、とても聴きやすい音楽である。
グールドらしい、超然とした精神、なごやかな優しさ、峻厳な心象風景――そういったものがいっぱいつまったこのアルバムは、まだまだ今後多くの人に愛されるに違いない。(林田直樹)
鳴っているか鳴っていないか感じられないくらい小さな音で聴いてみるのもいい
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元々は、グールド46枚目のアルバムとしてグリーグとビゼーが単独で出ていて、シベリウスの方は1976年12月、1977年3月 トロント、イートンズ・オーディトリアムで録音。グールドの62枚目のアルバムで、ソナチネ Op.67-1、-2、-3、『キュリッキ』 Op.41などを取り上げている。グールドのアルバムにしてはなんとなくエコーが自然かかったような余韻がある。
その余韻に満ちた静かな静かなピアノが実にいい。音量を低めにして聴くとなんとなく部屋に染みこんで、ブライアン・イーノのアンビエントな作品を聴いているような錯覚に陥ってしまう。鳴っているか鳴っていないか感じられないくらい小さな音で聴いてみるのもいいかもしれない。
シベリウスの曲はこんな小さな曲でもフィンランドの風景を何処か感じさせてくれる。
グールドとシベリウス
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