もっと語られて欲しいもんだ
★★★★☆
神がかり的超弩級ライヴ「スペースリチュアル」で頂点を迎えた後、‘キャプテン’ロバートカルヴァート脱退、元ハイタイドのサイモンハウス加入で作風に変化の表れた第5作。各メンバーのソロ的な作品も数曲あり正直曲の出来にはバラツキがあると思うが、ライヴ曲「ユードベタービリーヴイット」、ニックターナー作の「Dライダー」は白眉。サイモンハウスのヴァイオリン、メロトロンプレイは次作のヒロイックファンタジー名作「ウォーリアーオンジエッジオブタイム」で更に成熟するが、彼の加入で打ち出された新機軸はバンドに新たな活力を与えている。最高傑作では決してないが間違いなく代表作の一枚と位置付けられる佳作。