日本からの出演者達は当時としては中々豪華なものの...
★★★☆☆
前作から又しても監督とエースが交代し、顔ぶれ的にはSeries中、最も貧弱になってしまった上、作品そのものもSeries中最低の出来となってしまった。
Part1、Part2の物語の1つの核になっていた父親と子供(Part1は実の親子とは違うけれど)の人情EpisodeがこのPart3では全くなく
(まさかトニー・カーティスと若山富三郎の友情Episode or トニーとアーマッドの弟とのやりとりがその代わり?)、ただただドタバタに終始してしまった。
確かに見せ場は豊富であるが、全てがクダラナイのは致命的。
アントニオ猪木とトニー&ベアーズとの乱闘?は兎も角、猪木と黒人空手家との対決なんて酷いもんだし、欽ちゃんの「家族対抗歌合戦」なんて『なんやねん、それ』と言って良いほどの無駄Episode。
ジャッキー・アール・ヘイリーはTrade MarkのBikeに1度も乗る事がないし、Bearsの面白練習風景もないし、何でこんなPart3を製作したのか、不思議なくらいだ。
今は亡き、若原一郎やジェリー藤尾の元気な姿を垣間見る事は出来るが。
劇中猪木が再三『お前ら、俺を馬鹿にしているのか』と言った台詞を吐くが、これは猪木の実際の心情を吐露したものだろう。