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PKIハンドブック

価格: ¥2,415
カテゴリ: 単行本
ブランド: ソフトリサーチセンター
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  PKI(Public Key Infrastructure)は公開鍵暗号技術に基づく情報セキュリティの基盤技術である。現在はIT技術の発展、普及とともにさまざまな情報がインターネットを介して扱われており、それらの情報を保護するセキュリティ技術はますます重要性を増している状況であるが、本書はインターネット上でのセキュリティ技術の中核であるPKIについて、公開鍵暗号技術を基盤としたシステム構築に携わる技術者や利用者を対象に述べたものである。

  本書ではPKIの基礎知識、構成要素、証明書の内容、PKI特有のシステム構築技術そしてLDAPとICカードのPKI技術等を記述している。基本的に技術解説書として構成されているのでPKI技術を利用したシステム構築に必要な知識が中心となっており、前半では暗号化技術の概要と公開鍵技術の解説、公開鍵証明書の内容解説、後半ではPKIシステム構築の概要としてセキュリティポリシーの策定の手法やPKIシステムのガイドラインであるCPSの解説、LDAPとICカードを利用する場合の手法などについて触れている。ノウハウや技術の解説、知っておくべきRFCやISOなどの規定、規格事項については十分かつ簡潔にまとめられており、章の分け方も細かくするなどハンドブックとして使いやすいように工夫がなされている。

  ただし、具体的な実装方法や暗号技術の詳細などについてはあまり詳しく記されていないため、他の書籍に頼ることになる。しかしPKIを利用したシステムを構築する上で必要な知識を効率よく習得し、PKIの技術を理解するためには非常に役に立つ本であろう。(斎藤牧人)

セキュリティの用語解説+α ★★★★☆
本書は2004年11月に改訂され,より新しいRFCに準拠した形となりました.
セキュリティ業界に足を踏み入れたると,頭文字用語の波やRFCの多さにうんざりとしてしまいますが,それらを簡単に解説して,さらにプロトコルとしての概要を付け加えているような印象です.
ハンドブックというだけあって,やはりこれだけでは十分な理解が得られませんので,これを手元に置いて,RFCを読み進めるという使い方をしています.
日本語の本格的入門書 ★★★★★
2000年刊行の本書は、当時、あまり類書がなかった時に、唯一、日本人による日本語の本格的な技術解説書だったと記憶しています。特筆すべきは、いづれかの要素技術に偏ることなく、PKIに関する、概要、基本知識、運用、ポリシー、構築、応用、など、必要な入門知識がまんべんなく取り上げられていることです。本書だけで、専門家になることは無理ですが、まずは、用語の意味や、必要な標準仕様の知識、ライフサイクルなどの運用概要などの基礎概念を身につけるには良書だと思います。ただあえて言えば、著者たち(NECの精鋭の方々)も、当時は、情報を収集しつつ、試行錯誤(仕様策定途中のものもあったので)をしながら、本書をまとめたのではないだろうか、という、当時の状況も鑑みて、勝手な想像をしてしまいますが、逆に、テーマからして、本書が大部でないだけ、とっつき易いです。
基礎から学べる ★★★★★
人から薦められて買って読んでみました。
X509のことについて大変詳しく書かれています。
基礎から学べる、これこそ良書です。専門的な知識を
身につけたい方にお薦めです。