新たな発見がたくさんです☆
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石田三成の誕生から、秀吉のもとでの活躍、交友関係などが丁寧に解説されています。特に、北政所が西軍を支持しており、淀殿は家康に協力的であったとする説はとても説得力があり、興味深かったです。北政所の関ヶ原前後の時期の行動についても日記等から丁寧に検証されています。
通説とは随分と違った人間関係等も浮き彫りにされており、石田三成、特に関ヶ原の合戦にかかわる人々の思惑・動向なども紹介されていて面白かったです。本書ではじめて知ったエピソードなどもかなりあったので、このあたりに関心のある方にはおすすめです。