読み物としては○。
★★★★☆
若者の生態を鏡に、大人の取るべき態度を示す本。
ただ、若者とされているのがかなり幅広く、それでいて具体的にどのあたりの人間を指しているのかが今一つ見えない。
一つ一つの項目が短くて読み易いので、時間がない時にでも読めるのが有り難い。
そこそこ無難、そこそこ妥当
★★★★★
見た目と異なり、書かれていることは、そこそこ無難、そこそこ妥当なさし障りのない内容です。
物足りないと思う人もいるでしょうし、一面的だと思う人もいるかもしれません。
年寄りの方々に、若者のことを少しでもわかってもらおうという趣旨らしいので、若者が読むと違和感があるのは仕方がないと思います。
マスメディアが重宝しているところが推測できました。
最近の若いモノは・・・
★★★☆☆
最近の若者は…という言葉は、いつの時代にも存在するものだ。だから、イマドキの若者がおかしいというわけではない。自分たちだって、今までそうやって言われてきたんだから。
でも、若者ではない自分にも、いくつか、若者の中に当てはまる部分があった。
あと、どうしてか分からない、行動もそういう事だったのかと少し理解ができた。
活かすべきは活かし、取り入れるべきは取り入れる、それが大事だと思う。
しかし、昔はやった、お酒の一気飲みはよくないとは思うが、さしつ、さされつ…みたいな団結した飲み方がなくなった?のは少し寂しい感じがする(まぁ、そういう仲間と飲めば良いだけの話だが)。
ひとつのテーマに対しての文章が短いので、内容が薄く感じてしまい、そこが残念だ。
すでに現実とずれている
★★★☆☆
若者文化は移ろいやすい。この本が出版されてから数年を経たいま、若者の意識はすでに進化あるいは退化しているだろう。心理の人が書く本は、乱造気味になりがち。若者の法則よりも心理学者の法則を研究したほうが世のためになるのではないか。
取るに足らないことばかりを書き連ねたエッセイ集
★☆☆☆☆
すでに他のレビュアが書いているが、「若者に関する個別的出来事」という範疇に入る話だけをまとめただけの本だ。「法則」でもなんでもない。その上、個別のエピソードがおもしろければいいのだが、それもない。今まで読んだ香山リカの本の中では最低の出来だ。この程度のエッセイで文筆家として金がもらえるなら、私でもできそうだ。