Behind the Sunは大好きなんだけど、全編聴くと疲れちゃう
気もする…という感じの人（私です。すみません）にはこちらの方が
合っているかも。キラキラした綺麗な音使いと、いいメロディラインの
久しぶりに心惹かれるポップアルバムでした。
なのでポップスなんて！という方は逆に不向きかもしれません。
ジャンル的に損しているのかな？

どうしても「behind the sun」と比較されてしまうため評価が辛口になってしまいますが、他の凡百の5つ星アルバムと比べて劣ることはありません。
ランニング中によく聞いていますが「Nothing」がかかると、切れそうな気持ちが何度でも盛り上げられ、「Spirit」で雲の上を走っている気分になれます。
個人的に、chicainの最大の特徴は曲に込められたポジティブメッセージだと思います。沈み込むようなビターマイナー系トランスが好きだという方にはオススメできませんが、トランスにかぎらず前向きな音楽をお求めの方は是非ご試聴ください。

前作は、「恋愛」がテーマだったように思いますが、
本作は、「街」を想像させる曲が多いです。
そのため、前作、Behind the sunと比べると、ロック、ポップス調が強いです。

全曲クールなのですが、特に、06 Spirit、09 Way I'm Feelinは最高！
10 Time Of You're Lifeは、System-fのような宇宙を想像させる曲で
アルバムを締めくくるには最高の曲です。

さすが、Chicaneだなーと思わせる曲が満載です。
ぜひ聞いてみてください。

BEHIND THE SUNの二番煎じを期待すると、著しく損した気になります。
プログレトランスを期待するならよく視聴してからにしましょう。

BEHIND THE SUNパート２みたいなアルバムを期待するとガッカリするおそれがあるので要注意。トランスというより、綺麗なポップスが中心という感じだが、これはこれで中々の好盤です。試聴してから購入するかどうかを決めることを勧めます。