インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

長期投資家がニヤリとする7つのメガトレンド (角川SSC新書)

価格: ¥819
カテゴリ: 新書
ブランド: 角川SSコミュニケーションズ
Amazon.co.jpで確認
デフレボケの日本人には。。。 ★★★☆☆
世界的に人口も増加して、新興国はさらに先進国化して
資源も物も食料も不足していき
人間の豊かになりたい欲と各国の金融緩和政策もあいまって
インフレがメガトレンドになるという。

長期的には確かに著者の言うとおりと思う。
インフレのメガトレンドが明快に見えているので
長期投資家には大チャンス到来である。

ただ、日本経済はデフレのさなかにあり、
所得も上がらず、298円弁当を食べても
世界的なインフレの恩恵を受けていないというのが
普通の生活を送っている日本人の実感ではないか。

最近は円高ではあるが、むしろ円安もあいまって
原油高や資源高などの世界的なインフレの
負の影響を受けてしまっている気がしている。

そういうデフレボケしてしまった日本人に対して
世界的にはインフレなんだから、
毎月分配の外債ファンドなんて買わないで
資源株や環境関連株や株ファンドを買って
長期的なインフレに備えて
持つもの持たざるものの格差拡大の
ヘッジをしなさいということが本書の概要だと思う。

でも、本書を読んで株ファンドを買っても
それをヘッジできる確信が持てないのである。

長期投資できるだけの金銭的にも時間的にも
余裕がないのが一般的な日本人の実像なのではないか。

だからこそ余裕のある長期投資家は
ニヤリとしてしまうのかもしれない。。。
景気見通しの大きな流れがつかめる ★★★☆☆
自ら投信会社を経営する著者の現在の投資環境に対する考え方が分かる本。結論はモチロン「長期投資すべき」。内容は分かりやすく、今後の景気動向も概ね納得。ただ話が少し「マクロ」なので「じゃあ、具体的には何を始めたらいいの」が知りたい人には少し物足りないかもしれない。
『荒削り』というよりは『荒っぽい』 ★★☆☆☆
あとがきに『荒削り』と書かれているとおり、少々荒っぽい表現で著者の持論が展開されています。

著者は『過去100年、200年の世界経済は年平均4%で成長しており、この4%の経済成長率は地球上の人口増加と欲の膨れ上がりだ。』と書いてあるので「将来的にもこの調子で世界経済は成長していく」という前提で長期投資をすすめています。

「あれ?ちょっと待てよ。200年前から経済成長率の統計なんてあったのか?だいたいイギリスで産業革命やっている頃じゃないか?」と考えながら読み進めていくと『1870年頃からは工業生産額などの統計が、年平均4%の経済規模拡大を裏づけている。』とありました。

経済成長率は今でいうと実質GDP(国内総生産)が前の年に比べてどれくらい増えたか減ったかという数字です。

経済成長率が工業生産額などの統計になっちゃうの? 過去200年と言っておきながら、140年前のことを引き合いに出しているし。

う〜ん、4%という具体的な数字を出しているわりには根拠がアバウトですね。

と、まあ、細かい突っ込みどころは他にもあります。

要するに著者が言いたいのは

「経済の大きな流れをつかんで、成長が期待される分野の個別銘柄(ここがポイントです。)を探し出す。」
「ちょうどお安くなった今がお買い時ですよ。」
「株を買ったら細かいノイズは気にせずに保有し続ける。」

ということだと思います。

著者の投資哲学を知りたい方にはオススメしますが、株式投資を分かっている方は買ってまで読む必要はないと思います。
大御所の経済アナリスト達も言ってることですが、澤上さんが言うことに意味があるんだと思います。 ★★★☆☆
ちょっとタイトルに惹かれて買ってしまいました。
前にも別の一冊読みましたが、今回はそこそこ面白かった。今後の展望についてです。
1.新興国の需要、先進国の赤字、苦しむ住宅ローン債務者がインフレを誘発させる。(コモディティの上昇)
2.日本は技術で乗り越えろ。(食料工場、淡水化技術)
3.銀行は淘汰の時代がくる。
4.ITは薄利多売。
でしょうか。

1.2.は有名な投資家や経済アナリストなら言われてることですね。誰も依存なし。
3.はさわかみさんらしいような気がします。個人的にはそこまで悲観的じゃないです。
『お金は銀行から始まる』これは、将来も変わらないでしょう。
また銀行のマルチビジネスを懸念しているようですが、これは個人的には、そんなに悲観的じゃない。『初心者は銀行を信用して銀行の薦めるファンドを買う。』この流れが変わらない。銀行が値下げなど敏感に対応していくと思います。
『餅は餅屋!証券会社がもっと販売・運用したいのに!』という気持ちが多少入ってる気がします。
4.は確かに納得です。ITは鉄と同じ位置づけ。『景気循環銘柄』になってしまってますね。昔のようなボロ儲けの銘柄は出ないと思います。

澤上さんもいろいろ勉強なさってるんだなぁと痛感しました。
30〜40年スパンの資料も多少載せてくれているのはありがたかった。
投資の長期的なビジョンは無駄な狼狽売りを避ける上でもとても大事です。

ちなみにやっぱり不況下だと、こういう本は書きやすいですね。
でも正直、こんな状況下だと3〜4年後にはどんなファンドでも良い結果が出せるもんです。ずるいな〜とか思ったり。でも澤上さん以外の方が書いてもあまり読まれないんでしょうね。書くべき人が書いてるという気もします。
冷静になるための薬です。 ★★★★☆
 これから長期投資を行う上での多くのアドバイスが散りばめられています。どれも良識的であり、論理的なため説得力があります。昨今の経済の混乱期では、数年前の好況時には隠れていた多くの経済問題が表出しました。そのため、人々の経済の見方に混乱が生じているように思います。これから経済はいったいどうなるのかと。そのような時期に本書を読むと、経済の大きな潮流を冷静に見つめ直すことが出来ます。今、経済の長期的トレンドは何が変わろうとして、何が変わらないのか。冷静になるための薬みたいな本です。但し、日本経済については、その楽観的予測の根拠がテクノロジーに依存しており、説得力が弱いと思いました(技術は専門のエンジニアや研究者でも予測が非常に難しい)。また、細かな運用方法を教えるような親切な類ではなく、読者も具体的な運用方法についてよく考える事が求められます。