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カラー図解でわかる光と色のしくみ なぜ空は青く虹は七色なのか? どうして花は彩り生物は光るのか? (サイエンス・アイ新書)

価格: ¥1,000
カテゴリ: 新書
ブランド: ソフトバンククリエイティブ
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光と色を包括したよい本 ★★★★☆
光と色が織り成す世界は広く、摩訶不思議なもの。
宇宙から空、植物まで、光と色によって確かに
この世界がつくられていることがこの本でよくわかる。
写真がふんだんに使われ、光と色のさまざまな世界をながめられるのがいい。
これだけの写真を見せられると、自分でもこの世界を撮りたくなってしまう。
化学式などを使ってあまり小難しく解説されるとついていけないので、
私としてはこのくらいのレベルがちょうどありがたい。
光と色の物理入門本としてはベストなのではないだろうか。
「本当のこと」を知りたい人には向いていないカジュアル本ですね… ★★☆☆☆
光と色、余りにも当たり前の存在ですが、突き詰めていくとわけがわからなくなるものの一つです。
そういう当たり前の現象の「理由」「本当のこと」が知りたい、
ありがちなゼネラリスト志向の純粋文系人間であるワタクシにとって、
この本の題ははなはだ魅力的でありました。

で、読んだ。

正直、がっかりとしか言いようがありません。
小学校じゃないんだから、学研マンガじゃないんだから、
もうちょっとましなことが書けないのでしょうか…
本当にそんな感じです。

何故、物質は光を吸収したり反射したりするのか、
何故、ある波長の光が吸収されると、補色が見えるのか。
そのくせ何故、ある波長の光が反射されるとその光の波長の色が見えるのか、
そもそも反射、吸収、とは原子レベルで考えるとどのような現象なのか…

何故空は青いのか。
青い光が散乱しているのであれば、地上に届く太陽光は青色が抜けた光なのか?
それで居て、何故夕日は赤いのか。

小学校レベルの説明を超えた、「本当の」理由が知りたいんですけど、
だめでした。
本当に、ちょいと知的な博士君タイプ小学校6年生レベルのご本です。

結論として、この本は、お子様の知的好奇心を育むためには良い本だと思いますが、
大人の知的好奇心は全く対象外の本と言えます。
それははっきりさせとかないとね。

かなり辛口になってしまいましたが、ワタクシ系の方が
絶賛系のレビューのみを信じてがっかりされるのも辛いので、
書き残しておきます。

ちなみにこの手の疑問にかなり良いところに迫った本として、
色の科学 (化学の話シリーズ)
というマイナーな本があります。
これはかなり難しいのですが、
それでもかなり「本当のこと」に迫っている一冊です。
でも、まだ分からないんですよねえ…


面白いだけに、「もっともっと詳しく書いて欲しかった・・・」 ★★★☆☆
著者3名のご専門は天文学が中心なようです。
そのため、宇宙の話や気象の話が本の大部分を占めており、印象に残る話も宇宙科学にまつわる話でした。
色や光のしくみというよりは、宇宙や気象などの自然界で起こるできごと(冥王星、超銀河団、雪の結晶、樹氷など)の紹介がメインのような印象でした。

簡単に分かりやすく科学を解説している本で、それはそれで良い復習になりました。自然科学・宇宙科学を楽しく学びたい入門者にオススメ。

ただ、色彩学や天文学、自然科学を専門に勉強したい方には「もっと詳しく知りたかったのに・・・」と思ってしまう1冊かも知れません。
私は後者の方だったので、☆3つにさせて頂きました。
目に入るモノの色が、どうしてその色に見えるのかが良く分かる! ★★★★★
空はなぜ青いか? 夕日はなぜ赤い? 星に色の違いがあるのはなぜ? 夜はなぜ暗い? 野菜・鉱物に様々な色がついているのはなぜ? 紅葉ってなぜ起きる? 海の青といっても色々と違いが出てくるのはなぜ? 瞳の色が茶色〜青色まであるのはなぜ? 玉虫の"玉虫色"とCDの反射光との共通点は? ...

このように宇宙〜空〜地上〜海中に至るまで、目に見えるモノ・事象の「色」がどうしてその色に見えるのかについて、分り易くカラフルに説明されています。モノの色は「光源色」「物体色」「構造色」の3つの見方で説明できることが様々な具体例を通して理解できるように工夫されています。これらの現象をまじめに説明しようとすると大学の物理(光学〜電磁気学〜量子力学)の知識が必要になるのですが、小難しい数式は全く出さずに理解できるように配慮されています。理科好きな高校生なら楽しめる本だと思います。主な用語に英語表記も併記されており親切ですね。(→ 英語に自信があれば、高価ですが"Patterns of Light"(Steven Beeson, James W. Mayer)は一見に値します)
著者が天文分野の方で、宇宙に関する最新の観測結果まで採り上げている処が印象的ですね。掲載されている写真がすべてカラーで美しいです。「かぐや」が撮影した、月から見た「満地球の出」の写真も掲載されています。

難点があるとすれば、一部の図・写真の文字が小さすぎる(細すぎる)ので、老眼には少し厳しいかもしれないです。そこが見えなくても、内容の理解には差し支えはないと思いますが。また、光源色の説明の処で照明器具・電化製品(白熱灯〜蛍光灯〜TV〜白色LED)の発光機構の説明もなされていると更に面白かったかもしれません。(そこは読者の宿題?)
本書と共に「色と化学についてのQ&A」のWEBページ(キリヤQ&A)もオススメです。(大学生向けですが)