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ベック・ボガート&アピス

価格: ¥1,785
カテゴリ: CD
ブランド: Sony Music Direct
Amazon.co.jpで確認
エレキギターの本当の「うまさ」が堪能できるライブ。 ★★★★★
ジェフベックがハードロックトリオで活躍していた頃のライブ。
ジェフベックという最高に個性的なギタリストが、縦横無尽に弾きまくる様子が聞ける貴重盤です。
とにかく、レスポールというシンプルなギターから、
ライブでよくこれだけいろんな音やユニークなフレーズを出し続けられるなと感心してしまいます。
その真骨頂はジェフズブギーでしょうね。まあ一種のギター大喜利みたいな演奏ですが、
最後には有名なTV番組の剽軽なテーマソングまで飛び出してくるウィットといろんな奏法を駆使する懐の深さが堪能できます。
トーキングモジュレーターの使い方にも当たり前をあえてはずしてくる妙味があります。
これだけの楽曲で、これだけ表情豊かに弾けるギタリストは未だにいないのではないでしょうか。
ギターの「うまさ」は決して早弾きだけではない、むしろこういうユニークなアプローチにこそ
エレキギターやこういう音楽の楽しさが潜んでおり、多彩な表現力という意味での「うまさ」があるのではないかと思います。
ギターを目指す若い人にはぜひ聴いて欲しいアルバムです。
ジェフ・ベックが70年にやり残した音 ★★★★★
73年発表。ジェフ・ベックが、ティム・ボガード(b)、カーマイン・アピス(Dr) と結成したハード/ヘヴィ・ロック・バンド。元々は第一期JBG解散後、この3人にロッド・スチュワートを加えた編成での活動を考えていたようだが、ベックが交通事故で活動停止になったため、ボガード&アピスはカクタスを結成、ロッドはロン・ウッドに誘われたフェイセス(スモール・フェイセス) に参加したためその時は流れてしまった。その後カクタスが解散したため、ジェフも第二期JBGを解散。二人と合流して本作が生まれたという経緯がある。何となく本命の女が別れたから、即刻今の女を捨てた・・・的な感じだが、それだけ彼が待ち焦がれたリズム隊であることは音を聞けばすぐ分かる。ジェフ・ベックの一連の作品の中でも最もハード・ロック色の強い骨太のサウンドは非常に魅力的だ。また彼の作品としてはヴォーカル・ハーモニーを重視した珍しい作風になっており、あまり指摘する人はいないようだが、ここが一番の聴きどころだと思う。
1.はいかにもなリフが炸裂するクソ重いハード・ロック。ブルースを基本にしていることは第一期JBGと変わらないが、味わいが別次元である。2.のヴォーカル・ハーモニーは明らかにクリームを意識している。曲そのものもモロにクリームだが、BBAの方がスピード感を強く感じられる。3.は美しいソウル風のバラード。ヴォーカル・ハーモニーの素晴しさは特筆もの。バックではメロトロンも登場。4.はスティービー・ワンダーの提供曲だが、骨太なハード・ロックに仕上げている。タイトなスネアの音が良い。5.はカントリーっぽいバラード。非常に暖かみのある佳曲であり、ベック主導のグループではあり得ない曲だろう。6.は思いっきりポップなビート・ポップ的な曲。トッド・ラングレンのナッズ辺りが近いか?7.もクリーム的なメロディが登場する。9.は有名なソウル・バラード。この曲で締めるのは卑怯かも。。。そう言えばトッド・ラングレンの作品も73年。
本作が、ベックの70年にやり残した音だと思うと非常に興味深い。しかしながら、実際には73年であり、音楽シーンもベックの志向もそこから大きく変動していたことは確か。“あの頃やりたかったこと”が実現するとさっさとその夢を切り捨てて前に進むところは本当にジェフらしい。何にしても70年代のハード・ロックの古典の一つであり必聴盤であることに疑う余地はない名盤。
最高のトリオ ★★★★★
クリームやヘンドリックスも好きだけどBBAも
たまりません。
若い人には絶対聴いて欲しい。
ハードロックいいですね ★★★★★
普段ほとんどハードロックは聞かないのですが
ボカートの歪んだベースを聞いてみたくて買いました。

全編ソロのような暴れっぷりは素晴らしかったです。
もちろんバンドとしても。
音が押し寄せてくる来る感じ。
バラード、静かめの曲も入っていて聞きやすかったです。

ハードロックというよりもボカートに興味があって買ったのですが
ハードロックの方にも興味が湧いてきました。
30年以上頭から離れない名曲「スィート・スィート・サレンダー」 ★★★★★
73年頃からロックを本格的に聴き始めた私にとっては今聴いても興奮が蘇る名盤。多くの人はジェフの最高傑作をブロウ・バイ・ブロウ以降のインスト路線の中に求めるだろうし、私もそれを否定しない。しかし、私にとってジェフはBBA時代が最高だ。ギター、ベース、ドラムのトリオで、強力なリズム陣に対抗するハードなギター演奏を展開するのがたとえジェフの本意ではなかったとしてもだ。

本作を初めて耳にした人はレッド・ツェッペリンを思わせるハード・ロックに驚くだろう。特に「レディー」「迷信」のかっこよさには今でもしびれる。ハードな曲ばかりでなく、バラードも含まれているから、ツェッペリンに例えるならセカンドに近いと言えるかもしれない。特にアコギで始まり華麗なエレキ・ギター・サウンドで終わる「スィート・スィート・サレンダー」はロック・バラードの名曲であり、もっと脚光を浴びて多くのアーティストにとりあげてもらいたいと思う。その後私の音楽の趣味の核が変遷しても、この曲のメロディーの美しさは30年以上頭から離れることはなく、何かの折に口ずさんだりしていた。本作ではその曲をDSDマスタリングした音で楽しめて満足である。しかし、3人(若干ゲスト・ミュージシャンが参加している)の楽器の演奏は素晴らしいが、相対的にヴォーカルが弱いことはスタジオ録音の本作でも否定できない。1曲目では珍しくもジェフ自身がリード・ヴォーカルをとっているぐらいである。しかし、本作はそのような弱点を補って余りあるエネルギーに満ちた作品である。