ナメちゃいけない
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バンドイメージがファッションに気を遣いすぎた軟派なイケメン野郎だったがため、ヘアーメタルなどと揶揄され、演奏も自分たちで行っていないなどと中傷を受け散々な評価でしたが、当時全米TOP10ヒットを飛ばし、アルバムもダブルプラチナムに輝くほど結構売れた作品でした。実際「Cherry Pie」などまさに軟派なイメージぴったりの曲もあったりはしましたが、前作と比べ彼らの音楽性の幅の広さが出てきた作品でもありました。2曲目の「Uncle Tom's Cabin」などは結構硬派な曲で、構成も非常によく考えられた曲でした。またサザンロック・バンドBlackfootのカヴァー「Train Train」をやったりと彼らなりのバンドイメージの脱却を図るべく、へヴィなイメージを付けようとした感じが見受けられます。そんな中「I Saw Red」や「Blind Faith」などメロディアスなバラード曲はさすがジェイニー・レインと唸らせるほどの見事さで、彼らの曲における柔の部分を感じさせました。惜しむらくは当時日本盤ボーナスとして収録されていた「Thin Disguise」が収録されていないこと。この曲には当時かなりハマりましたねぇ〜。彼らの中でもかなりポップな曲で、ジェイニーのメロディーメイカーとしての力量を感じることが出来ますが、おそらくポップすぎたため、アルバムの整合性を考えるとボートラ扱いになったのでしょうね。当時バッシングが過ぎたため、バンドもどんどんへヴィな方向へシフトしていきますが、個人的にはこの作品くらいのバランスでよい曲を書き続けた方がバンドとしてはよかったのではないかと考えています。
多くの人に聞いてほしいアルバム
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ルックス先行のLAメタルは好きではなかったんですが、このグループだけは良いと思いました。(ボーカルのジェイニーの知能指数が驚異的ということでも話題となりました。)来日公演も良かったです。何が良いかというと、まずメロディがきれいで洗練されているということですね。基本的にハードポップで覚えやすい。バラードもきれい。それと、ボーカルの声ののびと声質の良さですかね。音程もしっかりしています。たぶんこの人の声を嫌いという人はいないのではないですか。逆に言えば個性がないと言えますが。しかし、どのLAメタルバンドにも言えることですが、良いアルバムを作り続けるということは、本当に難しいことなんでしょう。Warrantも長続きしませんでした。残念ではありますが、このアルバムは上質この上ないですし、1曲目のカッコよさは今聞いてもぞくっとします。是非、多くの人に聞いてほしいですね。
リマスター盤で
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本作は末期のLAメタルシーンで活躍したウォレントの2ndアルバム。
知らない人も多いと思うが、実はシングル・アルバム共にビッグヒットを飛ばした。
この2ndもなんとダブルプラチナム。
楽曲については1stをよりポップに仕立て乗りの良さ、適度なハードさを随所にちりばめた傑作といえる。
現代的なロックとは無縁の古き良き往年のポップなアメリカンロック。
興味があれば御試しあれ。
ちなみに以前のオリジナル盤に日本のみの収録だったシンディスガイズは外されてしまった。
そこは残念だ。
素晴らしい
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WARRANTというと、馬鹿にする者が多いが、奴らはなにも解っちゃいない。このアルバムの1曲目から4曲目を通して聞けば、もう言うことはない。時が移り変わっても彼らの記憶は消えることがない。7曲目のバラードも最高。
最高
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DURTY FILTHY ROTTEN STINKING RICHも名盤だが、
こちらも名曲ぞろいだよ。