古典の「雑俳」以外は全て昇太自慢の新作ばかり♪


特に自然な入りの「人生が二度あれば」と貴の爪くん大活躍の「力士の春」がお薦め♪




しかし

個人的には、初期の名作で最近めっきり高座にあげていない
「悲しみにてやんでぃ」や「愛犬チャッピー」なんかも聞きたかったなぁ…(*_*)


次に新作のCD出すなら 是非、DVDも同時発売で上記二席や「宴会の花道」「マサコ」なんかも収録してくださ〜い!!

良くも悪くも昇太らしい1枚。昇太好きにはたまらない。

プレトークでは落語家人生を振り返るトークが聴け、それに引き続いての落語。
落語会というよりは、落語ステージ？舞台？演劇？という感じなのかな？
ずっと通しての舞台にいるので、落語はいつもよりカミカミだったり、
落語については不満はあるものの、それを含めて昇太なのかな。（とても甘い？）

志の輔が書いたライナーノーツがとってもよかった。
昇太のゆるーい感じをうまく言い当てている。
プライベートで友達ということで文章からも愛情が感じられた。

昇太を他の人と同じ「落語ものさし」で計ってはいけません。
それがこのCDでよくわかるでしょう。
でも昇太のベスト落語は別のCDでということで、星-1。

落語家をやめて一人コントとかやると良い人でしょうね。
下北沢で落語会をやるのがオシャレだと勘違いしている田舎のイモ兄ちゃんといった感じの方ですが、それもまあこの人の味です。ただし笑点のレギュラーになったのは失敗でしたね。これでB級芸人の道へまっしぐらです。
新作落語家としては後輩の喬太郎、白鳥に完全に抜かれました。

収録当日、本多劇場で見ておりました。
噺の間に独白芝居（本ＣＤのプレトーク部分）のようなものを入れて、
昇太がず〜と舞台に張り付いている演出で、
落語会としてはかなりユニークだったと記憶しています。
しかしながら、肝心の演目は順番に「こなした」という印象で、
これを音源として残すことに、どれだけ意味があるのか個人的には疑問です。
「花粉寿司」では座布団に寝転ぶ場面もあるのですが、
音だけではさっぱり伝わりません。
舞台の雰囲気を残すのであればＤＶＤにすべきでした。

とりあえず沢山の演目が入っているので、
昇太をはじめて聴いてみようという方には向いているかもしれません。
ただ、「力士の春」「人生が二度あれば」に関しては
既出ＣＤのほうが断然おもしろい。