米国ではこの本を学級文庫として置いてある小学校もあるほど、有名な本だそうです。母と離婚をした父は同性の恋人と同性をしていて、主人公である少年の目から見た、自分のセクシャリティに正直に生きる父やその恋人との生活が描かれています。　中学校レベルの英語力でも読めますし、文が少なく絵が中心の絵本ですので、英語が苦手な方でもしり込みせずに是非読んでみてください。

お耽美な小説とか漫画は日本でも出ているけれど、こういう本…決して美しくも若くもないゲイカップルが出てくるような本はまだまだ見られないんだよね。しかも、幼児向けの絵本だし。

語り手は、両親が離婚して、普段は母と、週末は父と暮らしている（らしい）男の子。その子が、パパとそのルームメートについて、淡々と語っていく。 パパのルームメート、フランクが、実に味がある……口ひげ、胸毛、ちょっとお腹がでてきていて、生え際もかなり後退していて、普通のおじさんなのだ。漢字で『一番』というロゴが書かれたＴシャツを着ているシーンで、ちょっとうけてしまった。

４～８歳児向けなんで、英語が苦手な人にも見せられるかも。同じ著者のDaddy's Wedding も読みたいのだが、今のところ(2000年12月時点)で絶版なのが残念。