ようやく終わるのか
★★☆☆☆
ずっと読み続けて来たので購読してます。
途中までは乗員の生命が一番大事だと主張してきたのに、後半は殺し放題。
原爆阻止が錦の御旗になってしまい、将来からやってきたみらい乗員の多様性(=ここが面白い)が無くなってしまいましたね。
これじゃ、国のために命を投げ出さざるを得なかった一般日本兵と変わりがない。
大和の機関にダメージを与えれたところで、輸送船団への夜間突入は不可能になった訳だし、そこから先はやりすぎだろう。
店頭で見かけなくなった時期と、つまらなくなった時期が重なっていますね。
喪失感と今後の展開がふくらむという含みを持たせ終わる42巻
★★★★☆
結論から述べると「みらい」の状況や角松の今後行動に
沈黙の艦隊後半部分を髣髴とさせられた。それはさておき、海水下に有っても原爆の起爆装置(対空砲を応用した物)が着火し核分裂連鎖反応を起こるのかが今後のポイントとなるだろうか?はたまた原爆の存在を無視して進行する
もう一つの時間軸に視点を変え史実では栗林大将が目論み完全に為し得なかった大日本帝国海軍・陸軍による遅延行動により日本に有利な条件で講和に持ち込むか或いは無条件降伏を避ける方向への布石打ちつつもそれを実現させる事に行動する事を臭わす角松の行動が草加の目論むジパングにどの様に絡んでくるのかという点を注視すると本巻と次巻は、見逃せません。
著者の傾向から本作品は単なる歴史if物の様に派手に米英を打ちのめし日本にとって有益な歴史へ作り変える底の浅い作品ではなく何らかのメッセージを込めてくる事は解っていたのですが、心のどこかでみらいを、もって歴史を変えてもらいたい。或いは変えるだろうという主観的な思いが有っただけにここ数巻は物足りなさと消化不良の感が有ったのですが、本巻は、喪失感と期待をもたせてくれるのでした。
ジパングを歴史if物と捉えみらいが一騎当千獅子奮迅の活躍を見せ原爆で米艦隊を消滅させる事を期待している方には本42巻と42巻以前の数巻は、忸怩たる思いをする事でしょう。私もその1人でした。視点を変え草加のジパングを実現するには、どの様な条件が必須なのかと考え合わせ読み進むと面白いのではないでしょうか?
なんという展開
★★★★☆
今まで1巻が1分のような遅々とした展開だったのに、一気にあんなことやこんなことが…!
まさか「みらい」まで轟沈するなんて。
乗員はどうなったのでしょうか。
まさか全員海の藻屑…?
それだけは、やめて欲しいです。
でもそのスピード巻は息をつかせる間もなく、まさに映画のクライマックスのよう。
この展開を用意していたがために今までゆっくりと進んでいたのかもしれません。
本当は星5にしたいのですが、帯であろうことか「草加の●●」なんて言葉が入ってだいしなしにしてくれたのでマイナス1。
コミックスを楽しみにしている人間としては、中身をばらされて最悪のキャッチコピーです。
後味の悪い幕引き
★★☆☆☆
大和原爆爆発!?のストーリに20巻・2年以上もの歳月をかけて結末が大和沈没加えてみらいまでが米軍の艦砲射撃で撃沈とは。しかもこのジパングを支えてきた草加まで戦死。なんとも後味の悪い幕引き。草加が死ぬ寸前に角松に残した言葉が気にかかるそれがジパングという本来の意味を持つものなのか。いずれにせよこのジパングを引き立てた。イージス艦みらいと草加の戦死で面白味が薄れたような気がします。