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スタンダードを唄う(紙ジャケット)

価格: ¥2,625
カテゴリ: CD
ブランド: ヴィヴィッド
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優れた歌唱の名アルバム、しかし、一部のアレンジとモノラル音源には疑問 ★★★★☆
アルバム紙ジャケットはオリジナル・レコードの雰囲気と感触が味わえて良いと思います。先ず、鍛えられた英語の発音がずば抜けて素晴らしく、これが歌唱に全力投球出来る余裕にもつながっています。第一曲目の「マック・ザ・ナイフ」のスイング感溢れる盛り上がりは、いきなり期待感が高まります。「誰かが私を愛してる」は、しっとりとしたクールスイングが楽しめます。ジョージア・オン・マイ・マインドはブルース心たっぷりの熱唱です。「嘘は罪」は儚げでクールな名唱になっています。ラストの「シング・シング・シング」では、もう一度、スイング感溢れる快唱で締めくくっています。
気になったのは、「オーバー・ザ・レインボー」です。スローテンポでグルーヴィーなオルガン伴奏ですが、この夢見るような内容のスタンダードのアレンジとしては合わないような気がします。歌唱も間延びして作り過ぎで、息苦しくなっています。もっとオーソドックスな歌唱で良かったように思います。「明るい表通りで」はロックンロール調にアレンジされていて、リズミカルですが、本来の「のほほんとしたムード」が希薄になっているように感じます。
ステレオ録音のマスターテープは紛失し、レコードが音源とのことですが、大変良い音質だと思います。むしろ、マスターテープから起こしたモノラル録音は、幕を1枚隔てて聞かされているようなすっきりしない音質で、マスターテープの劣化が感じられます。モノラルも保存状態の良いレコードを音源にしても良かったのではないでしょうか。
アルバム自体は素晴らしいと思います。しかし、一部の曲のアレンジは疑問です。また、カップリングしたモノラルの音源についてはマスターテープに拘り過ぎて、ステレオ録音とのバランスが崩れていると思います。
天才少女の証明 ★★★★★
16歳の時のこの録音を聞くと、アメリカの多くの歌手の作品を40年近く聴いてきた耳から見ても、この1963年の瞬間、結構、いいところまで来ているのがわかる。少女時代ジャズから始まってやがてポップス歌手や演歌歌手としても名を成した人は洋の東西を問わずいるが(向こうでは演歌歌手ではないが、ソウル系とか)、ここまでこの時点で完成ているのは彼女のプロフィールが語る“キャリア”ともいえるのだろうか。近年、“子供歌手たち”が、スタンダード・ナンバーを歌う企画が多発しているが、根本的なルーツミュージックの違いが、言い古された言葉だが「スイング感」を形つくっているのだろう。天才美空ひばりでさえ“A列車で行こう”でのスイング感は日本語翻訳だった。それに比べると、その後の「人形の家」でのヒットまでの弘田の軌跡はある意味でインターナショナルなのだ。とはいえ、ここに収録されたステレオ・モノ両方収録の歌は、感動を運んでくる。僕は“虹のかなた”での若い感情表現を好ましく思う。“スイングしなけりゃ意味がない”!
やっぱり天才だぁ ★★★★★
スタンダードジャズを歌う弘田三枝子・・・最高ですね!
過去のレコードを、もっともっとCDにしてして欲しいです!
凄い・・・これが16歳か! ★★★★★
私が10代の時に彼女がTVでジャズを歌っていた番組を見た記憶があるが、確かに「日本人離れ」していて驚いた記憶があるが、「Vacation」などのPop歌手(歌のうまさは飛びぬけていたが)というイメージだった。久しぶりにこのCDでJazzを聞くとその凄さに打ちのめされてしまった。廃盤にならぬように祈ります。
やっぱりジャズのmico ★★★★★
すっげー!!ぶっとんだ!!特に「on the sunny side of street」のノリノリはもうとろけそう。早く第二弾、第三弾と待ち遠しいな!