考えさせられた。
★★★★☆
あまり何も考えず癒しを求めて購入。
見たら、もちろん美しい自然と動物たちの姿に癒されましたが、
いろんなことを考えさせられる内容でした。
一人で見るのももちろんいいですが、
家族、とくに子どもと一緒に見るといいと思います。
個人的には「皇帝ペンギン」より好きです。
稲垣吾郎のナレーションも淡々としているけど優しい声のトーンで
思った以上に映像に合っていました。
雪と氷の白い王国で・・・
★★★★★
そこに生きる白クマ「ナヌー」と、セイウチの「シーラ」を中心に
北極圏に住む生物の生態に迫った内容です。
TVの番宣では「ナヌー」に焦点が当たったような内容と表現されてますが、
構成の半分はセイウチの生活に視点をあてています。
また思ったほど、環境問題を声高に叫ばれている内容ではなく
激変する北極の環境の中で客観的にそこに生きる生き物を描くことによって
環境の大切さを考えさせる映画です。
さらに、カメラアングルを駆使して迫力のある魅力的な映像を提供しているため
この手の映画に我慢弱い私でも飽きることなく最後まで見届けることができました。
特にセイウチの生態は興味深く鑑賞しました。
セイウチはどちらかというと食物連鎖の中では「食べられる」存在。
体が大きいため捕食動物に捕まることは少ないとはいえ
ふつうは一度に何頭も赤ちゃんを産むのが自然です。
しかしセイウチは単体の赤ちゃんを出産し3年間かけて育てる。
その3年間は常に危険が隣り合わせの日々。
そのため、もう一頭の雌セイウチが子守役として子育てをバックアップするとのこと。
たとえば、陸にあがるとき襲われないように子守役が周囲を警戒したり、
嵐で群れとはぐれたシーラを必死で探したり、
そして白クマにシーラがおそわれたときは、自分の命と引き換えに
あえて囮になってシーラを助ける・・・
この姿に考えさせられました。
それ以外にも、力つきそうになる小グマに体を寄せて必死で温める母親クマの姿や
海の中で赤ちゃんを抱っこするセイウチの姿など
見どころはあります。
ひとりで見るのも良いですが、恋人や友人、大切な人たちと一緒にみると
いい映画ではないでしょうか?
私も彼女の接待で仕方なく鑑賞しましたが、
良い映画でしたので、映画について話が弾みました。
皆様におすすめいたします。
ただ生きて命をつないでゆくために…
★★★★★
是非劇場で観たかったのですが、近くの映画館では上映されず
こちらのDVD発売を心待ちにしていました。期待通り、むしろそれ以上に素晴らしい作品です。
壮大で過酷な自然の中をひたすら全力で生きる北極に暮らす動物たちの営みに心打たれます。
どのようにしてここまで有りのままの野生の生物に迫れたのかと思うくらいの迫力の映像と
淡々と、それでいて独特の温かみのある声で作品の雰囲気に溶け込む
稲垣吾郎さんのナレーションで物語に引き込まれ、時間を忘れて見入っていました。
エンディングの手嶌葵さんの歌も作品に合っていて、エンドロールと共に作品の余韻を味わえとても良かったです。
字幕+英語版も観ましたがもちろんどちらで観ても遜色ないと思いますが、
自分的には日本語版が映像にも集中できて良かったです。
よりドキュメンタリータッチで観たい場合は字幕を、物語重視であれば日本語版を、といった感じでしょうか。
これはやはり劇場の大画面で、そしてドルビーサラウンドで観たかったですね。
家の小さなテレビで観るのは折角の映像が勿体無いです(笑)
またご覧になるなら照明を落とした暗い部屋で観る事をお勧めします。オーロラの夜のシーンが大変幻想的です。
地球温暖化による過酷な状況に晒されながらも、それでもその環境にひたすら従じ
あるいは乗り越え、ただ生きて、命のリレーを繰り返してゆく北極の生き物たち。
同じ地球に生きるものとして人ができることは何か。
そのメッセージが押し付けがましくない形でドキュメンタリー化されています。
特典映像は稲垣吾郎さんのファンの方にはもちろん、
この作品の迫力の映像がどのようにして作られたかということなどもわかり
非常に内容の濃いものでこのお値段以上の価値は十分にあると思います。
追記:パッケージはダイヤモンドダストをイメージしたようなラメ入りの透明プラスチックケース付き。
北極の生き物の写真と解説や撮影秘話が載っているブックレットは特典映像と併せて読むとより楽しめると思います。
是非、愛する人と見て欲しい映画です
★★★★★
厳しい自然を必死に生き抜くナヌーと動物達。
彼等にとっては北極の氷は命の大地。
その氷が今、地球温暖化により失われようとしています。
必死に生きていこうとするシロクマ親子。
その彼等を追い詰めようとしているのが紛れもなく私達人間であるという事実。
命が生きていく事が出来る奇跡のような星。
「地球」
それは私達人間のものだけでは決してないはずです。
奇跡の様な映像。素敵な音楽。
そしてSMAPの稲垣吾郎さんが優しく暖かく素敵なナレーションをしてくれています。
是非大切な人と一緒に見て欲しい映画です。
お勧めいたします。