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名前をつけてやる

価格: ¥2,500
カテゴリ: CD
ブランド: ユニバーサルJ
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ふわふわな感じ ★★★★★
不思議でフワフワな感じ。
一人しっぽり昔の淡い思い出にはまるにはとってもいいアルバム。
名曲のプールもはいってます。

飽きないアルバムです。
甘い中に棘のあるシロップ ★★★★★
ウサギのバイクに乗り、マサムネワールドに飛び込める一枚。
浮き足立ったような現実味の薄い歌詞。だけど、普通では体験できない浮遊感。
上手く例えられないが、肉体と魂の狭間でユラユラと揺られている感じ。
生きているのか死んでいるのかよく分からない。自分たちが生まれてくる前、自我・意識はどこにあったんだろう。
このアルバムのように穏やかで、どこか危なっかしい、今では覚えていない町の中を彷徨っていたのかもしれない。
他の方と同じく、最高傑作 ★★★★★
スピッツの集金装置として以外のポテンシャルが全て含まれたアルバム。

内容を乱暴に定義すると、精神がマイブラ化したピストルズが何故かハネた歌謡をやってる感じ(笑)
当時の日本でこれが売れるはずもないのは納得ですが、そこまで一般に訴求しにくい内容でもないかも。

歌詞が素晴らしすぎ。
もう草野正宗の感性は完成されてる。凡百のジャパニーズロックには出せない世界観。
ところどころの洋楽参照が微笑ましいが、何をパクろうとこの声と詞があれば突き抜けてしまう。

今ロキノンジャパンが祭り上げてるジャパニーズナードロックを定義したアルバムにして、完成形。
強いて言えばバンプがちょっと拡張&延命させただけ。
脈々と続くこの路線の傍系にいる奴らは、一生このアルバムは超えらんないだろうからバンド辞めるか路線変更が賢明ですよ。
狂ってる最高傑作 ★★★★★
このアルバムは収録時間40分弱。そんな短い時間でこれほどのまとまりのあるアルバムは珍しい。

歌詞はデビューアルバムと同様、変態的なものばかりです。「恋のうた」はストレートなラブソングですが、他の曲はよくわかんない歌詞です。でも、そんな曲にスピッツの魅力があるんです。一曲ごとに壮大なパワーがあるわけではなく、完結してない曲を集めたからこその名盤だと思います。「魔女、旅に出る」以外はシングルにならずに正解です。このアルバムの中だからこそ響いてきます。

なんかこれからもっと好きになりそうなアルバムです。長くないので聞きやすい。無駄なアレンジを排除している姿勢が潔いです。

全曲の流れがすごくいい。前は「この曲がいい」とか考えていたんですが、気づいたら全部好きになってました。なかなかこんな名作には会えません。
かわいいあれこれと一緒に妖しい場所にトリップ ★★★★★
このアルバムは、1曲目「ウサギのバイク」であっという間に常ならぬどこかの世界につれていかれてしまう。
そこはまるで徹夜明けの頭の中みたいな、ぼんやりしてるのに変に冴えわたるような妖しい空間だ。

名前をつけてやったり、鈴虫を飼ったり、胸に黄色い花が咲いたりの、どんよりしたかわいい夢うつつのような世界を聴きすすむ。
すると急に「恋のうた」でいったんそこから引っ張り出される。
引っ張り出されて、現実感と幸福感あふれるとてもストレートな「恋のうた」を浴びて目が醒める。
そして最後に魔女が旅に出るっていうので、また混沌とした妖しい場所につれ戻されて・・・。
という感じでしょうかね〜。

ところで、「恋のうた」から「魔女旅に出る」へのつながりは何度聴いても神がかり的。
曲と曲の間の空白がこれほど生きているってめったにないかもしれない。
空白までもが鑑賞のツボ。星5つでも足りないほどの名盤です。