持続可能な水産資源(大切に)
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地球の温暖化と水産資源の危機が言われている中、この題名が目に留まりました。こんな上手い事があるのだろうか?。
水産資源は石油などの鉱物資源と異なり再生可能資源で、保護、計画的な漁獲によって持続的に利用できるモノだったのです。しかし、広い海の中で何匹生息して、それの年齢構成は、寿命は、など正確に把握すること自体がなんと難しいことなのでしょう。そんな中、虫食いの様な情報から、いかに効果的に水産資源の現状を把握し、生かして行くかに就いて書かれた本でした。モデル化の方法、現状行われている方法などが紹介され、管理に成功した4例も載っています。
海ではある種類の魚は、遊魚による量が総漁獲量の65‾80%になっていることには驚いてしまいました。美味しい魚をこれからも食べ続けるには、釣り人である私たちも協力できる事が有ると思いました。ダメージが少ない様の釣れば、小さい魚はリリースして再び大きくなって帰ってきますし、卵を産んで増やしているかも知れません。禁漁時には我慢する事も。