不動産の証券化のスキームの説明や、DCFやリアルオプションアプローチを用いた不動産価値の推定の仕方、そして簡単な数値例を含むケースをわかりやすく説明してある。
しかし、実際にファイナンスを学び、DCFとはなにか、リアルオプションとは何かを心得ており、それによる価格導出などができる人たちにはやや退屈な内容となっている。
よって一般の方々がタイトルの通り"不動産金融工学とは何か?"を知るためにはお勧めの本。
ただ、筆者のマクロ経済に関する視点にはやや疑問が残る点も。。。