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かの人や月 1 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 い 40-22)

価格: ¥630
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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全ての登場人物が愛しい。 ★★★★★
もう、何度読み返したことか。
全ての登場人物が愛しくなります。

特に深町くんの愛らしさは、天下一品です。

中心家族が、憧れであるような懐かしいような、親近感。
愛に溢れてますねー。

個人的には、もっともっと長く続いて欲しかった作品です。
待っていた! ★★★★★
ついにいくえみ綾の大得意ジャンル、『家族モノ』がきた。期待を裏切らない、いや、それ以上の良さ。キャラクターひとりひとりが魅力的。どうしてこの人は、家族というものをこんな形で描けるのだろう、といつも不思議に思う。同じ国、同じ時代を生きて、こんなにも温かい『家族像』が作者の中にあるのだから、ほんとうに豊かな人だと思う。
いくえみ作品に出て来る老人達は皆、魅力的である。これもまた、『老人なのに』という事ではなく、作者にとったら当たり前に一人の人の魅力を描いているだけなのだろう。そういった変に力の入った感じが無くてとても好感が持てる。どこまでもこの人はこの人の目線でこの世の中を描き続けて、私達にその幸せを見せていって欲しいと願う。

内容の良さはここに書くまでもないが、一つとりあげると、1話~3話にそれぞれ面白い仕掛けがある。ただでさえ面白いストーリーなのに、構成までこんな事を仕掛けてしまうなんて、やられた!と嬉しい悲鳴。このお陰もあり、何度も読み返した事は勿論、ヒトコマひとこま、隅々まで目が話せない。

じっくりといくえみ綾の世界に浸ってみてはどうだろうか。

おすすめ。 ★★★★☆
 私が、いくえみ綾さんを知ったのは、別マに載っていたからです。
なんだか、この人の漫画は、少し何か考えらされるものがあります。
 かの人や月は、とある家族のお話…。その家族が、同じ場面を、
お姉ちゃんから、お兄ちゃんから・・・いろいろな人からみた場面を、
ひとりごとにわけてあります。「この時、妹はここにいたんだー。」と
おもしろいです。
 文に書き表すのは、難しくてみなさんに、この意味が伝わって
ないかもしれませんが、ほんとにおもしろいので、読んでみて下さい!
読んでみたら、この意味も伝わるかな?と思います。
魅せられます、この作品。 ★★★★★
いくえみ綾さんの作品として、期待を裏切らない一冊だと思います。
この作家さんの描く作品の独特の空気感は、本当に心地良いです。

羽上家の人々と深町君の、キャラクターがとても良いです。ところどころ笑ってしまうような場面もあり実に面白い作品だと思います。1話完結でも読むことが可能ですが、2巻でどんなお話が来るのか、とても楽しみです!

構造美 ★★★★★
言わずもがな大御所のいくえみさんが出す新連載はどんなもんだろう?と思い立ち読みした別マ。うーん,あいかわらずうまいモノローグと話運びで関心関心。でもちょっとパンチが足りないな…などとえらそうなことを考えていたのもつかの間,第2回が始まってビックリ。第1回では想像つかなかった構造美でそう来たか! と脱帽。こういうロジックはさして目新しくはないのだろうが,それを日常的恋愛で,しかもメジャーの殿堂「別冊マーガレット」であっさりやってしまうとは。本当に恐れ入りました。「I Love Her」以来の衝撃かも。