本ドラマは、テレ朝の日曜洋画劇場の特別版として制作・ＯＡされたものだ。新城監督は「ただ君を愛してる」でもわかるように、こういうタッチの作品は安心して観ていられる。正確には「天使の卵」の続編にあたり、舞台はその１０年後ということになっているのだが、キャストは歩太の母親役・戸田恵子以外は総入れ換えで作られている。そのため、続編感はなく、時折映画本編の映像が映し出されるものの、相乗効果は薄い。そもそも、ミムラと沢尻エリカではキャラが違いすぎる（笑）。端的に言うと、同一人物とは思えない。沢尻夏姫はもう少し身持ちが固かったぞ。ミムラ夏姫はミムラらしい溌剌さで魅せるが、冒頭のドレスルックからして「新しい夏姫」だった（笑）。市原と要潤も背丈からして違いすぎである。だから本ドラマは、単独作として考えた方がいい。分かりやすさでいえば、新城組のこちらに軍配があがる。冨樫組の「俺の撮りたい絵」を優先させる作りに比べて、ストーリーもスッキリまとまっていたし。こちらだけ観ても混乱することはないです。星３つ。

天使の卵、梯子と共に原作大好きなのですっごい楽しみでした。
映画は余り見ない方なので、ﾄﾞﾗﾏは見よっと思ってました。
(結局映画ﾚﾝﾀﾙしてしまいましたが笑)

映画は映画で割とｷｬｽﾃｨﾝｸﾞ良かったと思ったのですが、
このﾄﾞﾗﾏのｷｬｽﾃｨﾝｸﾞはｲｲ!!
要潤の歩太ははまってますね〜。市原よりずっと好き。ｲﾒｰｼﾞが
原作の歩太に近いし、演技も悪くないし!
ﾐﾑﾗも良かった。｢ﾋﾞｷﾞﾅｰ｣の時の印象よりずっと綺麗に見えたなぁ。
何と言っても渡部豪太が凄いｲｲっｽね!!原作でのｲﾒｰｼﾞとか描写に
関係なく、ﾋﾟｯﾀﾘ!!だと思った。演技とか･･･声がｲﾏｲﾁもったいないｹﾄﾞ。
でもそれが気にならない程良かったなぁ。
小説原作で話がしっかりしてる分、ｷｬｽﾃｨﾝｸﾞでこけたらﾄﾞﾗﾏって面白く
なくなるんだよね。
でもｺﾚは良かったなぁ。･･･映画に比べて地味な感じかも知れないけど
ずっとｺｯﾁの方が私は好きかな。

個人的には、なぜ後編にあたる「天使の梯子」をこんなに早くドラマ化したのだろう？とちょっと残念に思いました。原作の方もすぐに後編が出たわけではなく、それぞれの登場人物が抱えてきた「時間の重み」が、作品に感動と輝きを与えたのだと思います。
できれば何年か経ってから、映画に出演した方々によってドラマ化してほしかったです。

沢尻エリカ→ミムラ
市原隼人→要潤

青春時代を演じた役者と、
少し大人になってからを演じた役者のイメージが違いすぎて
戸惑うばかりでした＾＾；；；

最後もぱっとしない終わり方。