パナソニックの目指すもの
★★★★☆
松下からパナソニックへ。過渡期にある同社の生の姿を追う。
グローバリゼーションによってどのように変わらねばならないのか。中国を含めた新興国対策はどうなっているのか。国内と海外拠点の位置づけ、そして環境対策など、松下の21世紀戦略が垣間見られる本。その中でも理念は保持しようとする姿を涙ぐましくピーアールしてはいるが、率直な印章としては、いろんな意味で松下からパナソニックへ進化しつつあるように思う。
やや提灯臭が漂うが、よくまとまっている良書。パナソニックへ就職を希望する学生などは必読だろう。