ギターによって生み出された、「超芸術盤」!!!
★★★★★
1996年、Steve Vaiのアルバムです。
今回は、Phase 1 (tr. 1〜9)がインスト音楽、Phase 2 (tr. 10〜19)がヴォーカル音楽となっています。
Vai先生が、本格的にVoに取り組んだ、最初のアルバムです。
(ちなみに、「Sex & Religion」のラスト・チューンは、Vai先生のVoです。)
スピード感 & 緊張感あふれるギターを体感できる、tr. 1
Steve Vai流・泣き歌いギターが堪能できる、tr. 2
美しく官能的なギターバラード、tr. 7 (← 7曲目バラードは、Vai先生の定番ですね)
2曲で1つを成す、壮大なギター組曲、tr. 8.9 (合計13分弱)
ジミヘンの臭いがプンプンするヴォーカル曲、tr. 11
。。。などなど、魅力的な楽曲が、満載です。
演奏は、プログラミングを含めて、かなり多くの部分を、Steve Vai (G, Vo etc)がこなし、
曲によって、
Stu Hamm (B), Fabrizio Gossi (B), Devin Townsend (Back Vo)
Chris Frazier (Dr), Gregg Bissonette (Dr), Deen Castronovo (Dr), Mike Mangini (Dr) etcが、参加しています。
超絶技巧は当たり前なのですが、
ボーカルを取るようになったためか、「より聴きやすい曲が、多くなっている」と思います。
「インストCDとヴォーカルCDを1枚にした」ようでありながら、
アルバム全体での流れも良く、「アルバム・1枚が、芸術」といった感じがします。(ジャケも含めて)
「Steve Vaiファン」には、マストCD!
「ギター・ファン」「Steve Vai初心者」にも、オススメできる充実した作品です。
(参考)
日本盤は、ボーナストラック「The Murder」収録。