50代半ばを過ぎた著者の視点から再び「イムジン河」に込めた自らの純情を振り返る。
★★★★☆
日本映画『パッチギ!』(井筒和幸監督 2004年)の「原案」とされている本。著者自ら挿絵を描いている小さな絵本。
著者は、ザ・フォーク・クルセダーズのセカンドシングル「イムジン河」(1968年 発売中止)の日本語詞の作者。1950〜60年代の京都で育ち、多感な青春時代に、朝鮮戦争、ベトナム戦争、アメリカの公民権運動…といった大きな時代の揺れを経験してきた著者の、友、京都、朝鮮半島、国家、平和への想いを淡い水彩画感覚で記している。強いて言えば、子供(小学生)向けの本だと思う。
映画の主人公は、この著者がモデルになっているようだ。朝鮮学校にサッカーの親善試合を申し込みに行って、偶然耳にした「臨津江」に心を射抜かれる…、というイキサツは、中学生時代の著者の実体験。彼が「イムジン河」の日本語詞を書いたのはその数年後、まだ18歳のときのことだそうだ。
本文終了後の「長いあとがき」が良かった。本文は小学生〜中学生〜高校生と成長していく幼い著者の視点から描かれており、純情と言えば聞こえはいいが、正直「子供向けのセンチメンタルな本」という印象も受けていた。「長いあとがき」では、50代半ばを過ぎた著者の視点から再び「イムジン河」に込めた自らの純情を振り返っている。そして著者は、人生経験を重ねた今も、やはりその純情が自分の中に息づいていることを再確認するのである。
ちなみに、映画の「原作」として本書を手に取ると拍子抜けすると思う。映画の荒々しさは本書には皆無で、「どうして人と人は争うんだろう?」という少年時代の素朴な疑問を、誰かに語り聞かせるように静かに綴っている。
少年Mのイムジン河
★★★★☆
過日 映画「パッチギ」をみてきた。なぜこの映画を見たかったのかというと、あのフォーククルセダーズの「イムジン河」がこの映画のモチーフになっているからだ。私にとっての1968年はちょうど高校受験を迎える頃で「パッチギ」は何もかも当時をタイムマシンのようによみがえらせてくれる。そして原作本ともいえる松山猛のこの本を読まなくてはと思い購入し一気に読み通した。昔京都に在住していたこともあり私にとっては、イムジン河 フォーククルセダーズ 京都 朝鮮高校生などなど特別な思いで読み通すことができた。内容的には絵本のような気軽さで読めるが、作者の人柄がにじみ出ているように感じる。ただ、当時のメンバー「はしだのりひこ」のことが一言もでていないのが寂しく感じるが・・・。
さらにフォークルのCDが当時の音源で販売されていることも知り早速購入した。映画「パッチギ」、本「少年Mのイムジン河」、CDの3本セットで私のイムジン河は完結を迎えるのである。
少年Mのイムジン河
★★★★☆
過日 映画「パッチギ」をみてきた。なぜこの映画を見たかったのかというと、あのフォーククルセダーズの「イムジン河」がこの映画のモチーフになっているからだ。私にとっての1968年はちょうど高校受験を迎える頃で「パッチギ」は何もかも当時をタイムマシンのようによみがえらせてくれる。そして原作本ともいえる松山猛のこの本を読まなくてはと思い購入し一気に読み通した。昔京都に在住していたこともあり私にとっては、イムジン河 フォーククルセダーズ 京都 朝鮮高校生などなど特別な思いで読み通すことができた。内容的には絵本のような気軽さで読めるが、作者の人柄がにじみ出ているように感じる。ただ、当時のメンバー「はしだのりひこ」のことが一言もでていないのが寂しく感じるが・・・。
さらにフォークルのCDが当時の音源で販売されていることも知り早速購入した。映画「パッチギ」、本「少年Mのイムジン河」、CDの3本セットで私のイムジン河は完結を迎えるのである。
パッチギ!
★★★★★
井筒監督最新作(1月22日公開)「パッチギ!」のモチーフとなった、フォーク・クルセダース「イムジン河」の作詞者として有名な松山氏の作品。「イムジン河」は、歌詞が問題となり長らく発売・放送禁止となっていた歌だが、90年代から徐々に世の中に流れ出して行った。美しいメロディーと原曲にはないメッセージ。この曲の背景を知るために是非読んでみたい作品である。
いい本
★★★☆☆
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