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江戸の恋 ―「粋」と「艶気」に生きる (集英社新書)

価格: ¥714
カテゴリ: 新書
ブランド: 集英社
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いままで知らなかった江戸が見えてきた ★★★★☆
あまり期待しないで読んだけど結構楽しめました。
確かに著者の恋愛体験なんかはあまり興味なかったけど、自分の経験と関連付けて読める人にはわかりやすいんじゃないかと思います。
むしろ恋愛経験が少ない人が読んでもあまり楽しめない本だと思いますし。
遊郭のことや春画のこと、江戸時代は離婚率が高くて再婚も多いとか、知らなかったことがたくさんあって楽しかったです。
遊郭もソープランドも売春なわけですが、世界最古の職業でこの職業がなくなることは今後もないでしょう。
あるいみ、この職業を高尚な場に押し上げた吉原というのは非常に面白い存在だったと思います。
心中が金銭的な状況から生まれている、という一説もあるいみうなづけますね。
ただ、死を美徳とするのは日本独自の文化だと思いますが。
江戸時代に対する「鎖国」とかそういう一辺倒な堅いイメージで見るのではなく、庶民そして「恋愛」という普遍のテーマから江戸研究してみたこの本はいろんな意味で興味深いですし、もっと江戸について知りたくなりました。
粋だなんて聞いてあきれる ★☆☆☆☆
社会に出た、頭でっかちで自意識過剰な女の妄想ですね。
売春を正当化したり、女尊男卑に走った過激なジェンダーには辟易させられます。
著者自身の”お話”も「?」という感じ。
そんな話なら、ブログかエッセイにしてもらえませんかね。
駄本 ★☆☆☆☆
とっくに絶版になったと思っていたら、まだ生きていたのであえて書く。遊廓の恋を礼讃するなら、ソープランドへ行く現代の男も礼讃してもらいたいものである。ヌード写真はなぜ女性一人の裸なのか、と書いてあるが、本来のポルノグラフィーは男女交合写真である。碌に現代の性風俗を知らない著者が(といって徳川時代のこともよく知らないらしい)ひたすら近世を美化した江戸幻想本(詳細は拙著『中庸、ときどきラディカル』に書いた)
江戸女の恋  結婚について書かれたもので、大変おもしろいんですよ ★★★★★
江戸女の恋  結婚について書かれたもので、大変おもしろいんですよ

江戸の結婚形態など、男女のあり方や結婚に対する考え方も違っていたということと、田中さんの恋などの経験も書き込まれていてなかなか読ごたえありです。

読みやすい新書ですからぜひ読んでみてくださいね。

浮気とは現実的な結婚に対する恋のこと・・・ ★★★★☆
時代劇は好きですが、結婚が生活のためであって、恋愛の延長線上でするものではないことを知りました。江戸時代の人はとても打算的といえばそれまでですが、寄り添いたいという気持ちを尊重する今の時代に生まれてきて、良かった!

ところで、作者の体験話は途中までは興味本位で読んでいましたが、だんだん鼻につく・・・。最後なんて、江戸時代にはあんまり関係ないかも。