懐かしい
★★★★★
40数年前、テレビの前でワクワクドキドキした自分を思い出した。が、雑誌の連載はとんと記憶にない。多分読ませてもらえなかったんだろう。父も母もそういった点で厳しかった気がする。が、テレビは違った。子供の気持ちを理解してくれていたようである。月光・月影・三日月……弟や近所の子供たちと誰が何の役をやるかでケンカした、懐かしい思いが、心にしみた。幼い頃の思い出は年月が過ぎても懐かしいものであることを心にかみしめた。過去を懐かしむ心は自分自身にとって、年月を感じさせるものであるが、でもそんな自分をきっちり思い出させるものだった。