これは読み応えがありますなぁ。　
軍艦の当時の写真集のようなものもイロイロとはあるんですが、写真が雑で結局ディテールがよく分からないし、そもそも写ってる艦がどの艦なのか判然としない写真もあるし（「大和と云われているが、大和か武蔵かよく分からない写真」とか）。
模型だと、一目瞭然なので分かり易い。

説明文も、書きすぎてない感じが読みやすい。

何にせよ、空母赤城、蒼龍、飛龍、が載ってるのがよい。
（しかし、どうせなら加賀も加えて欲しかった。）

最近、艦船模型を始めたのですが、
帝国海軍艦艇に関する写真や図面は白黒であるため、カラーや細部の作りに対するイメージが湧きづらいという難点がありました。
この本はカラーで1/200や1/100モデルの写真を全面的に掲載しており、
ディテールやカラーをイメージしやすく大変参考になりますし、創作意欲をかきたてられます。
模型製作には、雑誌の特集や別冊なども大変参考になるのですが、大型で詳細を再現した模型写真も必要かと思います。
また、帝国海軍艦艇の美しい艦容を立体的に把握でき、ゾクゾクしますよ。
個人的には駆逐艦(潮、雪風、秋月、初桜)がお気に入りです。たまに手に取ってはニヤニヤしながら眺めてます。
掲載内容は、戦艦、重巡、軽巡、空母、駆逐艦、潜水艦などバランスよく、手元に置いておきたい一冊です。