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回転銀河(4) (講談社コミックスキス)

価格: ¥420
カテゴリ: コミック
ブランド: 講談社
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すまんが泣く ★★★★★
終電の常磐線。
酒臭い吐息と疲れたため息の中,
悪いが泣きました。恥ずかしいのう年増女・・・
好きになると痛い,
少し叶うとこらえていても涙が出る。
そんな話の総決算の4巻です。
吼えてしまいます。
せつねー。
こんなところで和弥(Kissの事情)に再会してしまうとは
やりすぎじゃ海野つなみ。
とにかくお手に取ってくださいませ。
恋愛哲学書。 ★★★★★
物語がところどころで繋がったり、時空を越えたり。
そして、個性豊かな登場人物たち。
ありえないんだけど、ありえる斬新な恋愛表現は、ハマッたら最後。
中毒症になります。私も虜になりました。
しかし、とうとう、最終巻。
この本は、そこらの平凡な恋愛小説よりも、上質な恋愛マンガです。
物語に登場する人々、一人一人の言葉が胸にズバッと突き刺さります。
痛くて、痛くて、私の心が生きてるって実感しました。
恋ってきっと、こういう感情の連鎖なんですね。
この本から、恋の本質を学んだような気がします。
とにかく、異質で尖った、オフビートな恋愛マンガに興味がある方、是非読んでみてください。
満たされるような足りないような ★★★★★
 一応これで一息らしいです。それだけに、これまで気になっていた場面を補完しながら世界を広げていっています。

 双子の弟、環、衿子とハル。これまでの登場人物に、過去の海野さんの作品の登場人物なども加わって時間が進んでいきます。私としては、双子の話が読めて満足でした。少しずつ成長していく彼らを見守るような気持ちなんでしょうね。禁じられた恋もあるし、人によっては納得いかなかったりまだ足りないと感じるかもしれません。けれど、こうやって様々な捉え方が出来た方がいい気もします。
 ハッピーエンド、アンハッピー、色々な意味で海野テイストが味わえる仕上がりになっていると思います。名作だと思うし、四巻ずっと保って描かれたことに敬意を表したいです。

連載終わりなんてぇ(号泣) ★★★★★
待ちに待った海野さんの「回転銀河4」を昨日やっと手に取りました!
雑誌に掲載された「雨」と「グレープフルーツママレード」を
また読みたかったのでそれだけで満足度の高い4巻になったのですが、
欄外の海野さんコメで回転銀河の連載はこれで終了となることを知り、
とてもショックなのでしたっ(>_<)和倉と天野兄はどうなるのーとか、
守口と恭子のその後は!とか、まだまだ読者としての興味が尽きないし、
ネタとしてはまだたくさん描けるものがあるように思っていたからなのですが。。

でも海野さんのコメというかそこらへんの説明を読むと、納得です。
残念だけど、これからの海野さんの作品に新たな期待を注ぎつつ、
見守っていきたいと思えました。

海野さんは、大学で心理学専攻されていたのですね。
至極、納得です。女性対象の漫画というのは、
とかく恋愛そのものが中心となった作品が多いように思いますが、
この回転銀河では、色々な人の思いが織り成すことで発生する関係とか想い、
といったところに深くうなずけたり、考えさせられたり、
ほろりじーんと来たりさせられて、読み応えのある作品だったと思います。

登場人物の全ての人が、まさに今同じ時代を生きている、
息をしている、という静かな躍動感が溢れていて、
胸に迫ることもたくさんありました。

時々、登場人物の語る台詞の意味とか真意がどこにあるか、
何から発生しているのかを考えて、しばし考え込む時もありました。
そして読後は、言葉にはならない何かほわんとした胸に残るものが。

これに近い気持ちになったのは、心理学で有名な河合隼雄氏の本を読んだ時でした。
書き手側で「こう思ってください」といった強いメッセージのあるものもあれば、
「あなたに届くカタチでどこかにおさまれば」といった、
読み手側に考えをゆだねるような作品もあるのだなぁと思いました。

発売日の13日は、渋谷でサイン会があったそう。行きたかったなぁぁ
次回は是非駆けつけたいです。海野さんに幸あれ♪♪