テーマは重いが今ひとつ文章が稚拙
★★★☆☆
終戦直後、ソビエトの南樺太侵攻によりそこに住む女性たちが受けた悲劇と辛酸を10人の証言者の話をもとに描いています。
テーマがテーマなだけに当時の様子はよく伝わりますが、いまいち文章が稚拙で読みづらいところがある作品です。
いきなり出てくる固有名詞に対してなんの説明も無かったりするので、
その人物と証言者がどのような関わりがあるのかがわかりにくかったりするところなどが
多数あり。
作者にもう少し文章力があればもっと訴える力のある作品になったのではないでしょうか。