ワクワクするストーリーと引き込まれるような絵のスケール
★★★★★
天国に手紙が届く不思議なポストの話である。
主人公の少年は不思議なポストの配達人のあとをつけていって森の中で不思議な体験をする。
少年はどうなるのだろうという興味から、はやく次のページをめくりたくなる。
50歳近いオヤジでもこうなのだから、子どもに読み聞かせをしたら、夢中になるに違いない。
ものすごいスピードで読んでしまった。
いかんいかん、これは絵本なんだっけ。
今度は絵をよく見てみた。
どのような画材や技法を使っているのかはわからないがスケールの大きな絵で、本の大きさ以上に大きな絵を見ているような気がする。
それどころか自分が絵の中に入っている気さえする。
筆者のライブペイントを一度だけ見たことがあるのだが、そのときは大きな紙に絵の具を手で塗っていた。
絵のスケールの大きさはライブペイントを得意としている彼ならではの特性だろう。
この絵本は筆も使っているのだろうけど、このへんは手でこすったのかな、とおもうようなタッチもある。
実は、友人の子どもができたのでプレゼント用に買ったのだが、あげるのがおしくなってきた。