車の楽しみ方は,マナーとルールを守ってこそ
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前半の群馬サイクルスポーツセンターで行われる、デススターとノロイ姉さんのケイマン同士のバトルは一気に読めます。その中で,著者の思いがこもっているであろう,マナーとルール。そして公道での争いの危険さ。マナーとルールを守るとは,一般の車生活でも重要な事だと思います。それを車漫画で語るのは,今までなかった事ではないでしょうか。漫画だから派手に何やってもいいというのもありますけど(実際この作品でも派手で公道のバトルもあったりしますが),その中に考えさせられるメッセージが含まれているのは,いつも彼女のカレラを読んだあとに考えさせられる事です。
後半は,カレラカップの取材。麗菜のお仕事と同時に(この主人公はちゃんと仕事してます。お仕事してお金をもらって、その中で車に当てている所は、漫画の最初から一貫してます)、裏設定とも言える麗菜の別人格が垣間見えます。サーキットの敷居の高さとそれにからむ個人個人の思い。車と同じように人や場所にも色々な歴史と思いがあるんですね。
連載も200回を超えたようで,ますますコレからも楽しみです。