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ああ爆弾 [DVD]

価格: ¥4,725
カテゴリ: DVD
ブランド: 東宝
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   昔気質のヤクザ組長・大名大作(伊藤雄之助)が3年ぶりに出所し、自分のシマに戻ってみると、そこは新興ヤクザの矢東(中谷一郎)に乗っ取られていた。怒りに燃える大作は、子分志願者の太郎(砂塚秀夫)に万年筆型の爆弾を作らせ、矢東を殺す計画を立てるのだが…。
   コーネル・ウールリッチの『万年筆』を原作に、岡本喜八監督がミュージカル・コメディ・タッチで描いたカルト映画。岡本映画全体にみなぎる旺盛な実験精神とその真髄を知る上で、絶対に外せない作品である。主人公ヤクザ側には和楽、対する新興ヤクザ側はジャズといった区分けで、岡本映画常連の名優たちが活き活きと画面の中で蠢く快感たるや。30本以上も岡本映画の音楽を担当した佐藤勝とのコンビネーションの妙も讃えるべきだろう。劇場公開時は、あまりの大胆不敵な作りに批評家も観客も尻込みしてしまったものの、その後の名画座上映で再評価された逸品である。(増當竜也)
岡本喜八万歳! ★★★★★
「殺人狂時代」と並ぶ傑作である。はて?どんな分野なのだろう。スラップスティック・ブラック・ミュージカル・カルトムービー(笑)ヌーベルヴァーグの影響を受けているように見えるが、思想性、作家性はない。なのに何故こんなに面白いのか?岡本喜八ほど映画を愛した監督がいないのてはないか?と、ふと思ってしまうのは、私だけだろうか?
すごい映画 ★★★★☆
昔気質の主人公の場面では狂言や浪曲によって場面展開され、現代気質の共演者の場面ではジャズやツイストによって場面展開されるという、いまだかつて観たことない映画で笑ってしまう。主人公が布団からお経のリズムで起き上がるシーンがかなり笑えて繰り返し観てしまった。こういうのをカルト映画ていうんじゃないのかな。
これってカルト映画ですよね? ★★★★★
私はBOXで購入しましたので、何ら問題はないのですが
「ウエストサイド物語」「ミュージカル」という言葉を信じて購入なされると
驚くと思います。
まず、「能、狂言」の仕舞、囃子になじみがあると、すごくわかりやすいし、
この映画のユニークさがずば抜けているというのが感じられると思います。
はっきり言って、ぶっ飛んでいますね。この映画、当時受け入れられたのか?
今現在も受け入れられるのか?まったく持って疑問ですが、「能、狂言」の囃し方の鼓、能管などに限らず、三線なども演奏されますし電子楽器も入るのでもうアバンギャルド。歌舞伎の様式、(「ツケ(拍子木」がいたるところに入ります)もあり「見得(みえ)」をきります。、文楽の太夫の物語り(世話物、人間関係のあやの時は浄瑠璃が)もあり、観ていて楽しいです。
演技はスラップスティックに近い感じで伊藤雄之助さんがすごい。表情もすごい。
話も意外ととんでもない、それは「狂言」の形式に近い感じで進みます。伊藤さんはいわゆる太郎冠者ですね。そして、鎮魂されない悔しさがあり、それを現在砂塚さんに託します。砂塚さんは「喜劇」ゆえ、映画の最後のように去っていくのですが。。。ここは秘密。
監督もカット割が冴えていて、ペーソスも効いております。たとえば、市会議員候補の名前が苗字と名前が「韻を踏む」というセンス、名前が「やとう(与党ではないよ)」とか冗談が随所に。さらに乗っ取った新興勢力なんで、西洋の新しいジャズポップスが彼のBGMの音楽。
タクシーのナンバーは「1074」藤原頼道の死去とともに院政が再開された年(権力を戻すまたは変化する年)だったり。「安宅」の一節が出てきたり、物語の進行に即してうまく伝統芸能、を利用しております。でも大丈夫ですよ、「銀行(ハイテクを利用した企業体で一応、先進的な企業のイメージ)」のシーンではポップスがあうように流れます。
こんな音楽映画?もう出来ないでしょう。
できれば、ここに書かれているようなことに興味がある方に観てもらいたい作品です。感動する作品ではないですが、この映画のテイストを味わい時が何回か来ると言う確信は一見で感じました。個人的には楽しい映画的な時間でした。