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なぜ日本は〈嫌われ国家〉なのか 世界が見た太平洋戦争 (角川oneテーマ21)

価格: ¥760
カテゴリ: 新書
ブランド: 角川書店(角川グループパブリッシング)
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読みやすく整理された本 ★★★★☆
日本人として耳が痛くなりそうなタイトルだったが、日本人を客観的に知ることと、世界がどういう視点で日本を認識していたのかを知ることの大切さを今まで以上に感じた。

中国が悪いとか、ロシアが卑怯だとか、そういう愚痴を言い続けることは簡単だ。アメリカのハルノートを批判することも必要だが、批判を続けることよりも、どういう考え方をする国なのかを知ることで、日本人が日本人としてとるべき振る舞いが見えてくるのだ。

本書は当たり前の歴史だが、その当たり前のことを改めて見直すことによって、新しい日本のあり方、考え方を問いかけている良書です。

なんといっても読みやすい点は非常に評価できる点です。
あえて言うならば、限られたインタビューを集約してしまっている点でしょうか。(他の方もそのように意見されていますが)

個人的な感想としては、すでに知っている情報もあったので、比較的あっさりと読破することが出来ました。
読み物。一つの視点としては参考にはなった。インタビューはよいかも。 ★★★☆☆
タイトルに誘われて、購入。

ざっと1時間強もあれば読める感じ。
いつもながら、読み手を意識した簡易的な文章止まったりとした筆の運びは
嫌いじゃないが、好きでもない。著者らしいなーという感じ。

ま、それはさておき、純粋かつかなり歴史とかに詳しい方は、
特に真新しさもなく、読み物的にサクッと読む感じなのかと。

※僕の場合は、素人なので色々と整理したりできるので、こういうのは読みやすい。

ただ、アメリカ、イギリス、中国、ロシアの戦争体験者のインタビューは、
ま、全体感として意見の集約をするのは強引すぎるが
(著者が全体意見と強引に言っているというわけではないです。あしからず。)
一戦争体験者の意見としては、興味深く新鮮だった。

ようは戦争なんてものは、上流や下流、民衆や国の違いや勃興時や終戦間近などで
全く一人格内でも感覚は異なっていくわけなので、難しい問題だよなーと改めて思った。
あの時、日本はどう見られていたのか? ★★★★☆
本書では、太平洋戦争の時に連合国側、枢軸国側の各国から
日本がどの様に見られていたのかが主要国ごとに解説されている。
最も印象的だったのは、同じ枢軸国側のドイツに関する記述。
ヒトラーの「わが闘争」の日本語訳には日本に関する部分が削除されており、
実際には黄色人種に対して侮蔑的な表現を繰り返し、
特に日本人に関しては摸倣のみ優れた二流民族であるかのような位置付けを行っていた。
また日本がシンガポールを占領したとき、ヒトラーは
「枢軸同盟の日本が勝ったのは喜ばしいが、
あの黄色い猿どもが英国人を降伏させたことを考えると、
俺はドイツの六個師団を英国に貸してやりたかった」と述べたという。
明治以来、日本の陸軍だけでなく海軍にも何故かドイツびいきの軍人が多く、
ドイツへの好感情は常に米英への悪感情が高まる時に大きくなり、
その極端なブレが日本の欠点だと見抜かれて、ヒトラーに利用されたと著者は結論している。
ところで、本書では反日感情が最も強いあの国については全く触れていない。
日本に併合されていたからとはいえ、かえって不自然に感じた。