帯で損をしている気が
★★★☆☆
帯で随分意外性を強調していますが、なに第三部にはいった辺でほとんど仕掛けが読めてしまい、すこし遡って読み直せばほぼ完全に確定します。逆に言えば、それだけフェアに伏線を仕込んであるという事ですけど。
小説としてのできは悪くありません。それほどこの手のネタが流行りすぎたんですよ。結局。
ちょっと古いし意外性はない普通のお話し
★★★☆☆
最後はどうなるのか期待はするが意外性はあまりない。
複数の多重人格者が登場し、かつ「小説」であるため読者は登場人物の声や姿を聴覚・視覚でとらえる事ができないため、何かうまくそこを利用され誤魔化されている感が有り反則のような気はする。
加えて1997年に書かれたとの事でアイデアや各事件の落ち?の古さは否めない。
エンディング前にもったいぶって一旦あとがきを挿入しているがこれはいらない。
そこまでするほどエンディングに衝撃や驚きはなく「ああそうなんだ」という程度。
かえって一旦あとがきを挟んだ事で読者の期待のハードルを必要以上に上げてしまい、ラストに衝撃を感じない作りにしてしまっている。
時間がある時の暇つぶしには悪くはないが。
ミステリー好きにはちょっと物足りない…?
★★★☆☆
帯に「ミステリー好きはぜひ! ミエミエな展開だなあと思っていたら、
意外な方向に話は進んで、いやあ まんまと騙されました。」と
書いてあるのに惹かれて購入しましたが、読んでいる間「騙されないぞ〜」と
力が入り過ぎていたためか、いろいろ考え過ぎて展開がある程度読めて
しまいました…。
これから読まれる方は、あまり考え過ぎずにサラッと読まれることを
おすすめします!
話題作とのことで読んでみました
★★★☆☆
なかなか面白かったです。
が、オチは読めちゃいます。ミスリード誘うフェイクもミエミエという感じです。
悪くはないけど一昔前のミステリーという感じ。今さら話題になって売れている理由はわかりませんでした。
兎に角読ませる、読ませてしまいます。
★★★☆☆
読売新聞で評判の文庫として取りあげられたので読みました。ルームシェアしているルームメイトには別の生活があって…事件に巻き込まれていく展開に一気に最後までいっちゃいます。だけど、こんな設定ができるのは万にひとつもない。
同じテーマだったら井上夢人の作品に軍配があがるが兎に角 どうなるか最後まで読ませる作品です。