時代設定が古いかな?
★★★☆☆
設定やストーリーはとても面白かった。実権4人組VSオーナー一族の確執や政治家や省庁とのお金のドロドロした部分など。時代設定が数十年前ということもあり、あまり経済に詳しくない私には難しい部分もあったが、ダイヤモンド経済小説大賞受賞作ということもあり、読み応え十分です。
意外に 面白い
★★★★☆
小説として 完成度が比較的 高いので ブンヤさんだと認識していたので
少し びっくりしてしまった。素材次第では もっと光る方なんですね。
また この事件は 賄賂ばかりに 焦点が集まるけど 実際は 情実融資が
問題だったわけで 小説なんで 仕方がないけど 本題の方に 力点を
おいて欲しかった。
大悪対小悪
★★★★☆
日本経済新聞社を内部告発し懲戒解雇された著者の作品です。
巨額の不良債権に苦しむ中堅銀行「東都相互銀行」が舞台です。
ファミリー企業への乱脈金融を行い銀行を私物化してきた創業者一族と、再建しようとする経営陣の戦いが描かれています。
経営側は、東都相互銀行創業者に請われた監査役...末は検事総長と言われた元検事「井浦」、大蔵省出身の会長「田中」。
創業者側は、裏のフィクサーを通じた政財界。
元検事、元大蔵省役人がいかに世事に疎いかが浮き彫りになってしまうのですが、さてどちらに軍配があがるのでしょうか?
解説者が、平和相銀を引き合いに出していますが、確かに平和相銀の背景を頭に置きながら読むと更に面白いと思います。
うーむと唸る
★★★★☆
20年ほど前、バブル崩壊後、資産デフレが進む中、情実融資をつづけて破綻した銀行があった。それをモチーフに描かれた経済小説である。ぞぞっとしながら、うーむと唸る内容だ。